小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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日本も巨額支援―IMF

(以下、その後の調べで若干変わった部分があるので、「驚いた」という要旨はそのままなんですが、一部を変更してあります。)私の聞き間違いでなければ、G20ロンドン金融サミットで、国際通貨基金(IMF)の融資資金を拡充する件で、その内訳を聞かれたブラウン英首相は、中国が400億ドル、欧州が1000億ドル、日本が1000億ドル、と言ったようだ。「日本がIMFに1000億ドル」といったことに驚いた。(台湾、ルーマニアの記者からも「でかすぎないか」と驚かれた。)経済危機でこれほど払えるのだろうか?欧州(EU)で1000億ドルなのに、一国だけで1000億ドル???すごくでかい感じがするのだけれど、どうなのだろう。ほんのつぶやき。(追記:この1000億ドルの件は、ロンドンサミット前に決まっていたことを、後で知りました。コメント欄のゴンベイさんの説明をご覧ください。)参考:G20コミュニケhttp://www.g20.org/Documents/Fin_Deps_IFI_Annex_Draft_02_04_09_-__1615_Clean.pdf

 日本政府の説明は以下。:http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_aso/fwe_09/kokufuku.pdf

IMFに対する最大1,000億ドル相当の融資(2月13日にIMFとの融資契約に署名)
IMFの資金基盤を拡充し、世界的な金融危機の影響を受けた国に対しIMFが柔軟かつ積極的に必要な支援を行えるよう、IMFへの最大1,000億ドル相当の融資契約を締結。



サミット会場で見た、初めての生のオバマ大統領だったが、とても疲れている様子で、眠そう+風邪+ゆっくり話していた・・・。普段はきっと、きびきびしているのだろう。途中から、会見場を抜け出す人も出ていた。
by polimediauk | 2009-04-03 08:43 | 政治とメディア