小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


by polimediauk

サイバー犯罪の本が出ています。

 右横に写真もつけていますが、洋泉社から出たムック本「サイバー犯罪とデジタル鑑識の最前線!」に、2本、記事を書いています(エストニアとパイレートベイの話)。

 最近のSNSでのプライバシーとサイバー犯罪、情報流出、クラウドコンピューティング、スマートフォーンのセキュリティーなど、初心者の方から、幅広い読者の方にとって、丁度良いような本です。

 日本のニュースで、インターネットバンキングの詐欺の話とか、いろいろ出てきましたね。英国でもサイバー犯罪の話は大きなトピックです。

 少し前に、夜テレビを見ていたら、ある番組で、フェイスブックの利用をお勧めしていました。世界でxx億人が利用しており、実名を使うので、電話帳のように使える、個人情報をどこまで誰に出すかは自分が決められる、といった説明がありました。だから安心して使える、というメッセージを感じました。もしかしたら、後でセキュリティーの話が出ていた可能性もありますが、「個人情報をどこまで誰に出すかは使い手が決められる」といっても、フェイスブックの運営者側には全ての情報が入るので、少し危機感を持ちながら使うか、もし本当に心配するなら使わないほうがよいかもなあと思って、見ていましたー。

 この本は、基本的なことが入っているので、なかなかよい感じがします。とりあえず、どこか書店で手にされましたら、立ち読みしてくださると幸いです。

 
by polimediauk | 2011-10-22 22:59 | ネット業界