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2008年 06月 10日
英広告協会(Advertising Association)が、2007年の英国広告費の内訳を、9日、発表した。広告費の合計は前年と比較して4・2%増で194億ポンド(約4兆円)となり、ネット広告が初めて30億ポンドの大台に乗った。ネット広告だけを見ると前年比39.5%の伸び。広告市場全体の16%を占め、出版(新聞と雑誌の合計)の40%(77億ポンド)、テレビの24%(46億ポンド)に次いで、第3位となった。
複数の調査によれば、ネット広告がテレビを抜くのは来年、新聞を含む出版広告を抜くのは2年後の2010年と予想されている。 ネット広告と新聞広告とを比較したらどうなるのか? 細かい数字を追っているのが英インターネット広告局で、2007年発表分によると、既に2006年、ネット広告は全国紙の広告費を上回っている。前者がシェア11.4%、20億ポンドだったのに対し、後者はシェア10・9%、19億ポンドだった。初めて全国紙広告費を抜いた年となった。2007年では、ネット広告が28億ポンド、シェア15・3%だったのに対し、全国紙が19・9億ポンド、10・5%。地方紙(27億ポンド)のシェア(15%)も抜いた。 ガーディアンの5月19日付記事では、「ゼニスオプティメディア」社(ZenithOptimedia)が、新聞、テレビ、ネットの3本立てて広告費を比較している。これによると、2007年分では新聞が39億ポンド、テレビ33億ポンド、ネットが23億ポンド。この後の数字を付け加えていなかったが、紙版(Internet ad spending will overtake television in 2009)の記事にはグラフが付いていた。そこから数字を拾うと: 棒グラフ:「広告費」 (単位:百万ポンド)2007年 新聞 3,921(39億2100万ポンド)、テレビ 3,380、ネット 2,374 2008年 新聞 3,963、 テレビ 3,830、 ネット 2,982 2009年 新聞 4,011、 テレビ 3,431、 ネット 3,640 20010年 新聞 4,090、 テレビ 3,499、 ネット 4,366 (2007年は実績、他は予測) 計測者によって比較対象や媒体別広告費にばらつきがあるが、ネット広告の急伸では一致している。 ガーディアン記事の中に、「今年、広告費の半分がネットを通じたディスプレー広告になるのではないか」というコメントがある。英テレビ界も新聞も、視聴者・読者も、広告主もネットにますます流れそうだ。 以下、関連サイト。 広告協会6月9日 http://www.adassoc.org.uk/Ad_stats_yearbook_2008_-_8june08.pdf ガーディアン5月19日付けhttp://www.guardian.co.uk/media/2008/may/19/digitalmedia.advertising インターネット広告局 4月7日付け(2007年分) http://www.iabuk.net/en/1/pwcadspendstudy080408.mxs インターネット広告局 昨年3月28日付け(2006年分)(全国紙、地方紙の数字は電話確認) http://www.iabuk.net/en/1/iabadspend2006.mxs 英国やヨーロッパは日本や米国と違ってテレビ広告が元々多くないんですよね。感覚としては、今年、電通が発表したように、日本ではラジオを 抜いてしまって、次は数年後に雑誌を抜くといった感じでしょうか。 マッドマンさま 広告のことを考えているうちに、日本で、電通が1人がち(?)状態であることに「!?」と感じています。新書版で「ネット広告がテレビCMを超える日」という本を読みました。〈もし読まれていない方、おすすめします。)テレビCMの優位もいつかくずれるのでは???日本では本当にテレビ局の存在はデカイですよねー。昔いろいろアルバイトに行って、お世話にはなっているんですが・・・。やたらとお給料が良かったことを覚えています。 +それと、広告に関して少々身を入れてみてみようと思っているのですが、日本ではたくさんありますね、ネット+広告の話が。マーケティングのサイトがこんなにあるとは驚きでした。 *日本に帰ったとき、「いかにモノをもっと売るか」、「いかに早く仕事をするか」、「もっと、もっと。。。」がすごいなあ!と。私自身にとっては勉強になりましたが、「狭い日本、そんなに急いで(+そんなに効率的になって)どこへ行く?」なんて、むかーしのフレーズが頭に浮かびました。 私はコネ無しにも関わらず、英語力がかわれたのか、電通ヤングアンドルビカムという電通の合弁会社にバブル期の86年から91年まで5年間 米国の企業担当AEをやったのがキャリアのスタートです。バブル期だったせいもあり、給料は信じられないくらい良かったです。辞めてビクターに行ったら年収は半額になりましたけど、バブルはいつか弾けるし、世の中お金じゃないと若気の至りでつっぱっていて、自分の好きな音楽を字j道にやろうと決意したから。ネットの取り組みは「博報堂」の方が90年代初期から早くて良心的だったのですが、97年頃からの金融自由化によって、米国の資本が日本に流入して、日本が米国の属国になってしまった頃から、金融と政治という2つのテコで電通は完全に「一人勝ち」の状態になりました。その後はワールドカップやら小泉政権などで、世界を動かしています。週刊金曜日から2年前に出た本が秀逸です。古くは田原総一郎の本もいいです。内部告発している元電通マンは、私くらいじゃないかな。ネットとテレビの関係に関する本はここ3年くらい、いい本がたくさん日本で出てきましたね。この点に関しての文献は世界一だから。 マッドマン様 「内部告発している・・・」そうでしたか。ご指摘の本、探して見ます。 イギリスを中心としたヨーロッパのメディア事情の勉強に、いつも興味深く拝見しております。 「広告費は本当に減っているのか?」というブログを書くに当たって、一部を引用させたいただきました。 たにむらさま ありがとうございます!!こっちは夜が今大分遅いので、明日以降、じっくり読ませてくださいね。広告費の件、実は興味シンシンなんです。というのも、どっかみんな嘘っぽいなあと思って。それと、数え方が媒体によって違ったりしますでしょ。質問が一杯出てきそうです。また後で。 みなさま、
広告費の計算でおかしいな?という部分を、たにむらさんがブログで書かれています。マーケティングの本も。このトピックに関心のある方は、是非寄ってみてください。
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