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プロフィール・予定
在英ジャーナリスト&メディア・アナリスト。英国のメディア事情や社会・経済・政治事情を新聞業界紙、朝日新聞社「Journalism」、放送批評懇談会の「GALAC」、経済誌、WEBRONZAなどに寄稿。ニュースサイト「ニューズマグ」(http://www.newsmag-jp.com/)運営。著書は『英国メディア史』(中央公論新社)、『日本人が知らないウィキリークス (新書)』(共著、洋泉社)など。今年6月、一時帰国の予定です。取材執筆、講演などのご依頼は、ginkokoba@googlemail.comにご連絡ください。 ツイッター
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2008年 09月 04日
グーグルクロームで、米テクノロジー関係の雑誌の翻訳が複数出ているが、エコノミストをのぞいて見た。以下の記事によれば、グーグルが恐れている(かもしれない)のは、マイクロソフトがPCの動作環境(デフォルト設定)を変えてしまい、グーグルの検索機能が十分に動かないようにしまうのでは?という点だそうだ。1990年代、マイクロソフトが、ネットスケープに対してそうしたように、と。
http://www.economist.com/opinion/displayStory.cfm?story_id=12039759&source=features_box1 こうした懸念もあって、グーグルは、インターネットエキスプローラー(IE)のライバルとなるFirefox(現在市場の20%)に投資してきた。 しかし、狙いはIEを市場からなくするというよりも、マイクロソフト自体が今後クロームを取りれたIE,クロームを下敷きにしたIEを作ることをむしろ望んでいる、という創業者の一人の言葉が最後に出ている。「どこの社のどの製品を使っている」という意識をソフト開発者もネット利用者も意識せずにウェブを使う世界を描いているようだ。 上記記事にはかなりのコメントもつく。(エコノミスト・コムの購読者でなくても、名前を登録するだけで、コメントが書ける。最大5000字!)最初の方のコメントで、「やはり、ハードと抱き合わせでないと、クロームはなかなかIEをしのげないのではないか」という意見があった。 **** ロシア、グルジア、EU関係で、地政学・奥山さんのブログは本当におもしろく、深いですね。紹介されていたエコノミスト記事もEUがまとまっているようでまとまっていない点を指摘していました。(elmoiyさんはベリタも見てくださり、ありがとうございます。)私も早速ブックマークに入れました。 http://geopoli.exblog.jp/9402264/ 私がこの件で気になっているのは*あまりにも一面的に英国の政治家の一部がロシアを批判しすぎているような面と*グルジア大統領の采配ぶりです。「ロシアはけしからん!軍事力を使うなんて」という部分が大きく報道されていますが、一部では「挑発に乗ってしまったグルジア大統領、「考えが浅かったのではないか」とする見出しの記事も当初はありました。ウクライナの動向もやや加味に入れるとすると、果たして、NATO加盟への動きを急ぎすぎたのではないか、英国を含むEU諸国がグルジア大統領に100%肩入れをして、ロシア側を斬ってすてる態度で接すれば(もしそうなら、という意味ですが)、かえって地元の緊張度を高めるのではないか。「時期尚早」ということはないのかどうかー?そういう意味で、今回の衝突には、EUがけしかけた面もあるのではないか、責任があるのではないか?そんなことが気になっています。もちろん、あくまでアームチェアに座りながら、机上の論理を言っている・・・という程度に過ぎないのでしょうけれども。 ※このブログはトラックバック承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
中東のパイプラインをロシアが握ってしまったら、完全にNATO、そして ようやく軌道に乗ったユーロ(ヨーロッパ連合)自体が崩れてしまい、また 西洋諸国がバラバラになってしまう。だから、その中心である英国が躍起に なってロシアと対立状態を作りだすのは必然です。ドイツやロシアはもう少しずるい考えを持っていて、表面ではロシアを非難するように見えて、 裏でロシアともつながっているでしょう。フランスのサルコジでさえ、 二重舌外交をしている可能性がある。英国のヘッジファンドとか国際金融 にとっては、ロシアとの冷戦を演出する方が、金儲けになるから、 わざと「世界大恐慌」や「ロシアとの冷戦状態」を大きくマスコミや政治家を使ってプロパガンダしている可能性は大である。 田中宇氏のブログはこの論を展開している論者である。ロスチャイルド 陰謀論2008年版の説だね。 廣瀬陽子というコーカサス地域を専門とする研究者が『コーカサス 国際関係の十字路』(集英社新書)という本を7月に出版しています。チェチェン紛争を始め、グルジア、アルメニア、アゼルバイジャン情勢などがコンパクトにまとめられていて、今回のグルジア=ロシア紛争の背景も非常に良く分かります。 同氏は『強権と不安の超大国・ロシア』(光文社新書)という本も今年の2月に出しています。こちらはロシア情勢中心の本ですが、もともと著者がコーカサス地域の専門家ということもあって、その地域での非常に「危険な」実体験も添えられており、大変興味深く仕上がっていると思います。個人的には2冊ともお勧めです。 私自身は、EUあるいはアメリカが今回の衝突をけしかけたというのは当たらないかなと思っていますが、素人なので深入りは避けたいです。ただ少し指摘するならば、ロシアはCIS(グルジアは先月脱退)諸国に対してはビザを免除しているのですが、グルジアにだけは(当時)適用していませんでした。(続く) にもかかわらず、グルジア領内のアブハジア、南オセチアにはビザを免除し、あまつさえロシアのパスポートも住民に与えています。つまり、実質的にはアブハジア、南オセチア両地域の住民をロシア国民として扱っているわけですね。グルジアがこのような状況を打破しようとすると、「地域に緊張感をもたらした」として非難されるという結果になり、グルジアに不利な状況が生まれていると考えています。 NATO加盟についても、「加盟への動きを急ぎすぎた」のではなく、NATOに加盟出来なかったから今回の事態を招いたとの指摘もあります。4月のNATOサミットでは、NATOへの加盟が前提となる「加盟行動計画(Membership Action Plan)」のグルジアとウクライナへの適用が見送られています。実は、この適用見送りがロシアの軍事作戦を勢いづかせたとの見方があります。7月にはロシアが北コーカサスで今回の事態を想定したような大規模な軍事演習を行っています。そして、その演習を主導した部隊がそのまま8月の実戦の中心となっています。(続く) (長くて恐縮ですが、これで終わりです。) もちろん、グルジアのサアカシュヴィリ大統領も強権政治を批判されて大規模なデモに見舞われたことがあるので、決して「善玉」を代表するわけではないでしょう。「神でもご存じない」といわれるほど複雑なコーカサスの民族分布も重要な構成要素だと思います。ただ、ロシアがコーカサスを自分の「裏庭」だと考え、勢力圏内に置こうとしている(好き放題している?)ことは確かのように私には見えます。 歩里さま
「十字路」の本、私がぜひほしいと思っていた本です。英国で見る限り、グルジア支持、ロシア批判が大勢を占めているといってよいようです。私自身は、いまだに、グルジアのサアカシュヴィリ大統領の今回の(やむにやまれぬj)行動に、一抹の懸念を抱いているのですが、こう思う私は少数派でしょう。ミリバンド英外相はきれいごとばかり言っているように聞こえます。意外と日本から見たほうが冷静によくわかるかもしれませんね。2冊の本、なんとしても入手したいと思っています。
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