英国事情

リーマンブラザーズの破綻と英国経済への影響


c0016826_22431063.jpg ・・・とタイトルに書いたが、私自身、実はこの先が分らない(分っていたら、今頃、大金持ちになっている)。このトピックについて、「英国ニュースダイジェスト」(ウェブでは30日発行)に書いたのだが、丁度1週間前に原稿を出してから、英住宅金融ブラッドフォード&ビングリーが国有化されてしまったし、米国では政府の7000億ドルの金融安定化法案を下院が否決してしまった。(後者は税金でなく、民間資金を使うべきというある米議員の映像が日本のテレビで出ていた。) 何だか世界中の金融機関の動きが恐ろしいまでにつながっていて(互いが互いのビジネスを保証していたり、債権を持っていたり、リスキーだがリターンも大きい金融商品を大量に保有していたり)、どの国もそれぞれに大きな影響が出てきそうだ。あまりおどかしたくはないが、良いニュースがない。右上の写真はエコノミストの表紙で、これも脅しっぽい雰囲気が出ている。

 東京・有楽町(日比谷)にある外国特派員協会の仮メンバーとなって仕事場を使っていたら、米系メディアに書いているA氏と再会した。「もうアメリカはこれで完全にだめになった。いつかはそうなると思っていたけれど、予想があたって悲しい」とA氏は話す。「アメリカにくっついていた国も影響が大きい。欧州、英国なんかもかなりひどい影響があるだろう・・」。次の日ぐらいにブラッドフォード&ビングレーの国有化の話が報道された。

 以下、自分へのメモ的意味もあって、「ダイジェスト」にまとめたものに若干付け足した。


米大手証券が破たん
―英経済にもその影響が


 アラン・グリーンスパン元米連邦準備金制度(FRB)議長が「100年に一度の出来事」と評する事態が、9月15日、発生した。創立から158年の歴史を持つ米投資銀行・証券大手リーマン・ブラザーズが破産申請をして破たんし、米証券第3位のメリル・リンチが第2位のバンク・オブ・アメリカに救済買収された。大手金融機関2つが、1日で消えてしまったのである。米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)も財政危機に直面し、米政府は巨額の公的資金注入を余儀なくされるに至った。

 金融不安の影は英国にも存在する。昨年来の米住宅市場危機を受けて住宅価格には下落傾向が続いており、サブ・プライムローンの焦げ付きが増えている。資金繰りが困難となった住宅金融大手ノーザン・ロックに取り付け騒ぎが起きたのはほぼ1年前だったが、今年2月には国有化されてしまった。同様に資金繰り困難とと噂された住宅金融大手ハリファクスを傘下に持つのが銀行大手HBOS。銀行大手ロイズTSBは、18日、金融懸念を払拭するための政府からの後押しもあって、HBOSの救済合併を発表した。

―リーマンとは

 リーマンは「投資銀行・証券会社」だった。改めて振り返ると、米国で第4位の投資銀行及び証券会社で、ドイツからのユダヤ系移民リーマン兄弟によって1850年に創立された。2008年9月15日、事実上の破たんとなった時の負債総額は6130億ドル(約64兆5000億円)で、米国史上最大の倒産となった。政府、法人、他金融機関などが顧客で、世界中で2万5000人を雇用し、英国では5000人が働いていた。日露戦争(1904年)の戦費調達に協力したこともある。

 1984年、クレジットカード大手アメリカン・エキスプレスに買収されたが、1994年に再度独立し、現社名に戻って再上場。近年では、ライブドアがニッポン放送に挑んだ敵対買収のための800億円の資金調達に関わったことで日本でも著名に。サブプライム・ローン問題での損失処理を要因として、今年9月、6―8月期の純損失が39億ドル(約4150億円)に上り、赤字決算となる見通しを公表。米財務省や連邦準備金制度(FRB)の仲介の下で複数の金融機関と売却の交渉を行ったが不調に終わった。

―英国への影響

 リーマンの破綻が世界的な金融不安として受け止められたのは、この投資銀行が世界中でビジネスを展開し、有価証券の発行などによる資金調達、M&Aの仲介、金利や為替等の金融派生商品を用いた財務リスクの回避などのサービスを提供していたからだ。その破綻は各国の金融機関や企業の経営不振につながってしまう。

 英国の銀行、年金ファンド、ヘッジファンド、一般企業もリーマンと様々な取引を行っていた。全取引の詳細を解き明かすには数か月以上はかかると言われている。リーマンが手がけた金融派生商品の規模は「誰も分らない」ほど巨額と見られ、取引相手は巨大損失を抱えることになる。損失がどれほどになるのか分らない現状では、銀行側が貸し渋りに走る懸念も大きい。

 英国民側からすれば、自分が加入している年金の投資パフォーマンスに影響が出たり、勤務する会社がビジネス不振に陥ったり、個人的にも銀行ローンが借りにくくなったりする可能性がある。過去9年間で最高となっている英国の失業率(5・5%)も上昇する、という予測が出ている。

 ブラウン首相は「世界は非常に速いスピードで変化しているが、グローバルな金融システムの統治がこれに追いついていない」と指摘し、何らかの形で「統治」の仕方を変えるべき、と述べた。言うには易しだが具体策と言うと米英の金融当局、政府首脳部も決め手がないようだ。19日までに米政府やFRBが提案した金融安定化策に市場は好意的な反応を示したが、「根本的な解決策ではない」とする批判も出た。先のグリーンスパン氏は「これからもっともっと悪影響が拡大する」と予測しており、金融不安はしばらく続きそうだ。

ー「米国=世界の金融センター」ではなくなる?

 特定の金融機関の破綻という観点にとらわれず、事態を大きく見れば、果たして世界の金融センターとしての米国の地位はもう消滅した、あるいは消滅して行くのだろうか?それと、実体がない言葉かもしれないが、マーケット至上主義=米国式というビジネスモデル(「モデル」?と言えるかどうかは?だが)はもう古くなったのだろうか?

 先のことは、現状ではまだまだ分らない感じがするが、FTのジョン・プレンダー氏が(シティーに関する著作多数)、大手金融機関は今後、一種のユーティリティーになるのではないか、という仮説を立てている(リーマン危機勃発直後のビデオ映像の中で)。つまりは、電気会社やガス会社の様に(こうした企業も民間企業となってはいるが)、公的サービスとして機能するようになるのでは、と。民間企業が利益至上主義でお金の貸し借りあるいは調達をする、というのではなく。あくまでも「仮説」であろうが、「市場に任せる・任せきる」のが果たしてベストかに関して大きな疑問符がついたわけだから、面白い仮説でもある。

 ・・・しかし、いずれにせよ、今のところは、とにかく「強欲」(グリーディー)という言葉が頭から離れないのである。

―世界の信用不安とリーマン破たん

2004年―2006年:米サブプライム・ローンの焦げ付きが増える
2007年4月―8月:サブプライム・ローンの危機が世界中に広がる
8月9日:仏投資銀行パリバの資金繰り難が表面化
9月:英住宅金融大手ノーザンロックの資金繰り難が表面化し、取り付け騒ぎに。
10月:スイスの大手銀行UBSがサブプライム・ローン焦げ付きで巨額損失を出す。米シティーグループ、米メリルリンチも同様の事態に
2008年2月:2007年の英国の差し押さえ住宅件数が過去9年で最高と判明。ノーザンロックが国有化へ
3月:米証券第5位ベア・スターンズが米銀JPモルガン・チェースに救済買収される。
4月:英中央銀行が信用収縮に悩む銀行に対し、500億ポンド(約9兆8000億円 )を支援する政策の詳細を発表
5月:今年1月―3月期で、英小売業、建設業界の倒産件数急増
7月:英商工会議所が英国が数ヶ月で景気後退に入ると予測。英住宅価格が1991年以来最大の下落
8月:英大手銀行HSBCの上半期の利益が前年比28%の下落
9月7日:米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)に米政府が公的資金注入を決定。
12日;米証券大手リーマン・ブラザーズの株価が年初来最高値から9割超安の3・65ドル(約389円)で終了。
14日:英銀大手バークレイズによる、リーマンの救済買収交渉が決裂
15日:リーマンが連邦破産法11条の適用を申請。メリル・リンチがバンク・オブ・アメリカに買収されることに合意。米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)に対し、連邦準備制度理事会(FRB)による最大850億ドルの融資が認められる。
17日:バークレイズがリーマンの北米の投資銀行業務と資本市場関連業務を買収することで合意したと発表。
18日:英銀ロイズTSBが、同業HBOSの救済買収に合意
21日:リーマンの欧州事業部門の破産管財人プライスウォーターハウス・クーパースがリーマンの米国持ち株会社に対し、米国に送金した80億ドル以上の移転資金を返却するよう要求
(資料:BBC他)

―世界全体での有価証券の評価損や、融資による損失

計上損失額:5000億ドル
推定損失額:1兆ドル
(資料:IMF、昨年の信用危機開始後からの数字)

―関連キーワード

INVESTMENT BANK:投資銀行。政府、企業あるいは超リッチな資産家に対し、有価証券の発行などによる資金調達、M&Aの仲介、金利や為替等の金融派生商品を用いた財務リスクの回避などのサービスを提供する。個人などから預かった預金を元手に企業に融資を行う商業銀行とは区別される。商業銀行はその収益の大部分を主に企業に融資して発生する利息に依拠し、投資銀行の収益は株式や債券の資本市場における発行時に発行額に応じて徴収する手数料による。(この部分、ウィキペディアによる。)
トラックバックURL : http://ukmedia.exblog.jp/tb/9830242
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by マッドマン at 2008-10-01 16:12 x
ジリアン・テット女史が毎晩「ニュースナイト」に出演しています。彼女もイスラム金融を外しているからか、あまり「冴え」のないコメントをしています。それでも昨晩は「米国の権威や威光はもうないのだ」と英国FTの
客員とコメントしていました。それに対して現コロンビア大学のノーべル賞受賞の経済学者スティグリッツは「過去の様々なバブル崩壊や恐慌を乗り切れたのだからIMFでなんとかしたい」と答えていました。しかし、もう
1人の経済学者アーウィル・ステイン氏の「もう何をやっても駄目だ。
今の金融システム自体がもう機能しない」の過激なまでの悲観論こそが
一番説得力があった。結局、何も解決策はないようだ。
Commented by マッドマン at 2008-10-01 16:20 x
ITVがリストラするようです。5000人のうち1000人の従業員が解雇、
ニュース部門だけでも430人のカット。これを避けるためには昨年の広告収入減£40mを埋める必要がある。今日から退職者への交渉をする。
一方でTESCOはこの不況下、ますます低価格をして需要に答えており、今期も好調の利益を出しており、昨年よりUPしている。
「薄利多売」でこの不景気は乗り切る商売しかない、ということか?

以上昨日の LONDONPAPER の記事から。
Commented by mik at 2008-10-03 20:29 x
>マッドマンさん
IMF嫌いの世銀スティグリッツ教授がIMF頼みなんですね、スティグリッツ教授、最近壊れ気味?
>小林さん
今使える資金さえあれば、安くて良質な株が買えますね。パフェットも暴落時に優良な株を買い進めて行ったんだし、100年に一度の危機は逆に言えば、100年に一度の好機ですよね。
Commented by マッドマン at 2008-10-03 21:25 x
スティグリッツの本をよく吟味して読むと、あの人はIMF「嫌い」ではないんですよね。今までのやり方を嫌っているけど、IMFの体制自体は
肯定しているんですよ。すごくわかりにくいんですよね、邦訳が悪いせいもあるけど。ノーベル賞受賞経済学者らしい。IMF「頼み」というほど
せっぱつまってる感じでもなかったです。「解決方法のひとつとして」みたいなニュアンスでしたね。体制側の人間としてはスティグリッツは「読める」学者ですし、良心的な学者だとは思います。僕は個人的には、
ロン・ポールとかパット・ブキャナンとか、ナオミ・クラインとか、アウトサイダーの人間の発言の方がはっきりしていて好きなんですけどね。
これは好みの問題ですかね?
Commented by polimediauk at 2008-10-03 23:26
ITVは非常に大変なようですね。今度、地方ニュースを減らしても良いことになったようですね。ITVといえば地方ニュースなのに。BBCが地方ニュースを拡充させたいと言っているようですが、地方紙が大反対をしているようです。

スティグリッツさん、どういう人なのでしょうね。世銀批判の本をおもしろく読んだのですが、私憤を書く人なのかな、と思ったりもちらとします。

mikさん、

経済がこんな感じになっては(といっても個人のお財布にどこまで深く影響があるのかは分りませんが)、何か頼るものが欲しいですね。保険を増やそうかなと思っていましたが、株の方が少しはリアルな経済行為につながっていそうですから、こっちがいいのかもしれませんね。
Commented by マッドマン at 2008-10-06 17:54 x
自己責任だから他人のお金の使い方に口をはさみたくはありませんけど、保険は証券と隣りあわせになっているから、結構危ないですよね。
僕は保険は「日本生命の生涯保険」にだけ入っているけど、例のファニーメイとマックへ何兆円も投資していたことがわかっていたから、いずれ
解約しなければならないかなと今思っています。まあ、外資のAIG系の
解約が今地方で相次いでいまけどマスコミが隠蔽してますね。日生が
つぶれる時は世界中の「保険会社」が消滅する時だと思ってあきらめてますけど。
株の方は今は一番危なくないですか?若干持ち直して、次に一揆に暴落という「踊り場」で。最高値の10分の1まで落ちた時だったら買いかもしれないけど。こういう不景気でもTESCOとかイージージェットとか好成績な
企業もあるので、「この会社を応援したい」と純粋な気持ちで投資するんだったらいいでしょうね。「儲けよう」とか思わないで、「この会社を応援してあげよう」という本来の投資の原点に今こそ世界中の投資家は戻る
べきだと思う。「投機SPECULATION」じゃなくて「投資INVESTMENT」
ね。
Commented by harepanda at 2008-10-13 12:15 x
昨今の株安を政策的に分析してみました。よろしければ、当方のBlogをどうぞ。
Commented by polimediauk at 2008-10-13 17:48
harepandaさま、

ありがとうございます。詳しく分析されていますね。じっくり読ませてください。
Commented by mik at 2008-10-16 23:10 x
>マッドマンさん
数年前に、興味深く読んだのですが、内容はほとんど忘れてます。しばらく前に池田信夫氏のBlogで、訳が悪いという記事を読んだ記憶があります。印象深かったのは、「IMFは、援助する国の最高級ホテルに陣取り、その国の提供するデータだけで判断する」のを非難している」 ところでしょうか。
>アウトサイダーの人間の発言の方がはっきりしていて好きなんですけどね。
ご指摘の方々、一応見てきました。個人的にはアウトサイダー的な物の見方って嫌いじゃありませんが、なんかぴんと来ませんでした。知識不足で申し訳ありません。
Commented by mik at 2008-10-16 23:23 x
>小林様
円高で、英国に戻ったとき何か影響がありましたか?いまだ株式は乱高下しておりますが、数年のスパンで投資すれば株はそんなに損するものじゃないのでしょう。統計によれば過去80年で10年スパンで見たときには、株投資が毀損したのは2回だそうです。後は平均20%以上の利回りで、銀行よりは確実というデータもあるようです。最近金が値上がりしてるようですが、高くなってから買うのは愚の骨頂ですよね。やはり暴落してる安値で買って、おいておくのが一番確実なんでしょうね。僕らは、専門家じゃないし、一日中株に張り付いているわけにはいかないんですからw。しかし、株が暴落しようと、実際の生活に影響があるわけでは無いはずなんですけど、これもグローバル化の宿命でしょうね。実際1929年の大恐慌の影響は、日本にはほとんど無かったわけですから。
Commented by トラメッツィーノ男爵 at 2008-10-17 04:49 x
マッドマンさま

向こうの私の自己紹介ご返事いただきましてありがとうございました。ぎんこさんのお返事待ったほうがよいんでしょうけどこちらにフライングさせて頂いて。。

> スティグリッツの本をよく吟味して読むと、あの人はIMF「嫌い」ではないんですよね。

あ、なるほど。私それ気がつきませんでした。私が読んだのは確か「globalism and its discontens」の日本語版(ちがったかな?二冊かって一冊やほったらかし)だったと思いますけど、ロシアの金融危機のときにIMFを使って米欧日の銀行筋、ロシア版「民営化どさくさまぎれて国有資産泥棒族(日本でも最近いましたね)」が何をしたか、克明に記述してましたよね。どうなんでしょう。IMFって先進国が韓国等の新興国を収奪する道具というイメージが強いんですけど。今回はさすがに自分達が危機の当事者だから今までの使い方しないにしても「日本につけまわす」とかの道具に使われたりしないんですかね。
Commented by トラメッツィーノ男爵 at 2008-10-17 04:51 x
(つづき)

それにしても雅子様の指導教官であったことでもしられてると思うんですけど某米国人教授の”業績”はすごいですね。私ドイツの理学系研究所に数ヶ月滞在してたことがあるんですが、ロシアから逃げ出してきた研究者でロシア人だらけでした(そのうちかなりの割合はユダヤ系の方々かなと想像してます)。毎晩自販機の前でSさんというロシア人研究者の方とくだらない四方山話してたんですけど、目の前に指で「ちょびっと」のマーク作って「ロシアじゃ給料こんなちょっぴりだから各国まわって出稼ぎするんだ」とか言ってました(笑)。聞くところによるとフランスもそういうロシア人研究者が結構いるとか。イギリスも逃げ出してきた結構ロシア人の方いらっしゃるんじゃないですか?どうです?在英の皆様。私が今滞在してるのはイタリアですけど先日出張でいったホテルの掃除のおばさんリティアさんもロシア人だっていてました。

Commented by トラメッツィーノ男爵 at 2008-10-17 04:52 x
mik さま(及びみなさま)始めまして。

> 10年スパンで見たときには、株投資が毀損したのは2回だそうです。

私もそう思ってたんですけど、この間こんな話聞きましたよ、どうなんでしょう。「CPI(消費者物価指数)でアジャストすると。。」。なるほど給料が 5パーセントへると怒るのに、物価が5%いつのまにかあがったた場合はしばしば文句いうの忘れるということなんでしょうか。どうなんでしょう。
Commented by マッドマン at 2008-10-17 05:05 x
>「日本につけまわす」とかの道具に使われたりしないんですかね

トラメッツーノさん、するでしょう。米国を救済するには日本以外に踏み台にする国は見あたらないじゃないですか。

学者は知らないけど、学生で金持ちの両親と中学生の時に
引っ越してきたロシア人とかいましたね。

>物価が5%いつのまにかあがったた場合

インフレなんだから文句言いますよ!物価上昇率を上回って所得
(給料)が増えなければ、増税と同じですもの。

給料が5%減ってもデフレだったら文句いいませんよね。

というか「給料」というのも「物価の1部」と考えると、インフレ、デフレ
両方の場合で生活が向上しているか悪化しているかよくわかると
思いますけど。
Commented by マッドマン at 2008-10-17 05:17 x
>なんかぴんと来ませんでした。知識不足で申し訳ありません

mikさま、いえいえ、極端な論者ばかりだから人にお勧めできるわけでもなくて。人それぞれ波長が合った著者の本を読めばいいと思う。
自分のお金と時間を使ってするものですから。 
Commented by マッドマン at 2008-10-17 05:20 x
渡英して5年、初の円高! 最近、晩御飯のおかずが一品増えました!
渡英して禁煙していた「たばこ」も毎日吸えるし! 
もう1年ビザを延長しようかなと思っているところです。 
Commented by マッドマン  at 2008-10-17 05:22 x
今からゴールドはたしかに「入り」のタイミングとしては良くはないですね。
ただ、株は今、踊り場で、このあとちょっと持ち直したあと、一揆に地獄まで暴落するんじゃないですか? 最高値の10分の1まで下落するのが
過去の歴史だから、まだ半値の株を今買うのはもっと危ないと思うけど。 
Commented by マッドマン at 2008-10-17 05:27 x
たしかに1929年の世界大恐慌でも今もそうだけど、株式とかやらない
普通の人間にとっては生活に無関係ですよね。

ただこれが金融というか過剰流動性による紙幣乱発から、インフレに
なったり、企業が資産価値暴落による債務をあわせるためにリストラしたり、実物経済に影響が及んでいくと、そうした「ギャンブル」に無縁だった
「普通の市民」までまきこんでいくわけでしょう。

現在の金融システムを使わないで生活するというのは、無理ですよね。 

金融の崩壊が、実物経済の崩壊まで移行した段階が、恐ろしいですね。

自分なんかは5年前にリストラされたから、慣れてますけど、やはり
ハイパーインフレとかが急に来ることだけが、今恐ろしいです。

ほかのことは何も気にしていませんがね。
Commented by トラメッツィーノ男爵 at 2008-10-20 08:55 x
> 株は今、踊り場で、このあとちょっと持ち直したあと、一揆に地獄まで暴落するんじゃないですか?

あ、やっぱりマッドマンさんもそう思いますか。日経の記事ですけど、「投資家バフェット氏「私は米国株を買っている」」
ttp://www.nikkei.co.jp/kaigai/us/20081017D2M1703N17.html

なんてことをわざわざ大手新聞がとりあげているのをみるとかえって不安になってしまうのですが(笑)。DJI の長期チャート見てみたらバブル崩壊からリバウンドした後ほぼ15年は株価が横ばいな感じなので充分株価が落ちない前に買ってしまった場合インフレと競争したらどうなんでしょうね。日本はもうバブル崩壊からかれこれ20年だかだし来年か再来年あたりもしかしたらいいのかな。バフェットロジー系の本に影響受けたかたの話を聞いてみたいところです(バフェットとかグレアムとか買ったんですけど読む暇ないうちに日本においてきてしまいました)。

Commented by トラメッツィーノ男爵 at 2008-10-20 08:56 x
(つづき)

> 企業が資産価値暴落による債務をあわせるためにリストラしたり、実物経済に影響が及んでいくと、

恐慌でいやなのは銀行がばかばかつぶれて巻き添えで企業もばかばかつぶれて失業があふれることですよね。私の業界もあれこれあるので他人事じゃないわけで。なんというか地震と津波みたいですね。いまは大規模地震発生中なわけで津波が来るのはいつくらいからかな。
Commented by マッドマン at 2008-10-20 16:53 x
ウォーレン・バフェットは優秀な経営者ですから、自分の金儲けを考えています。GSの株主になりましたが、彼の資産を考えたら、非常に少ない
「投資額」でしたよね。彼はそれでもNYウォール街業界の人間で、米政府やFRBとの関係は断ち切れないので、そのような発言もせざるを得ないのです。しょせんは、米国経済人の発言です。

ジム・ロジャーズは「ペーパーマネー業界」から足を洗って、シンガポールに移住した上で、実物に投資していますから、ジムの発言の方が
われわれ日本人には参考になると思います。
Commented by マッドマン at 2008-10-20 16:59 x
日本では10年前に「日本国債暴落」「国家破綻」、5年前に「ハイパーインフレ」「預金封鎖」などという終末論の本がブームになりました。労働者の3分の1が「非正社員」になりましたから、ひどい生活になっていますが
それでも国家は回っています。
デフレで17年なんとかやってこれたのは、給与も下がったけれど、
物価も安くなっていたからです。それで、国債とか紙幣とかをジャブジャブ刷ると経済学の根本で、「インフレになるのではないか?」と危惧されてきました。
Commented by マッドマン at 2008-10-20 17:06 x
ところが日本は特殊な国で、輸入品による格安な価格にひきずられて、
国内品も値段が安いままで、中国という新興国との関係により、物価が
あがらなかったのです。国民性である「貯蓄性」も世界の中では特殊な
性格でしょう。
日本には17年の貯金や忍耐があるので、2008年現在の世界大恐慌
の中で持ちこたえていますが、津波が来るのは、来年2009年の終わり
ごろでしょう。
それまでに、米国のシティバンクなど米国の、日本だったら外資系のところはみな(すでにアリコとかAIGは起こっている)倒産してるだろうし、日本の農金、地方銀行、四大銀行のうち3つ、証券会社は大手3社以外全て倒産、といった「純日本資本の」金融もつぶれています。

米国が先に崩壊し、米国への最大の投資国、日本はそのあと一揆に
つぶれていくでしょう。
Commented by マッドマン at 2008-10-20 17:36 x
トランプのババ抜きですよね。

今債権や株主を買ってしまったら、最後、もうババを回す人がいなくなって、ゲームは負けです。

最後に2人だけの一騎うちになって、相手からババをひいてしまって、
誰にもババを回すことができなくなる。

日本のバブル崩壊の91年以降に買ってしまったら、すべて「塩漬けに
なり」、バブル期の最高値の10分の1まで、下落していくのです。

今はまだ「半値」ですから、ここで買ったら 負け でしょう。

10分の1まで下落したり、自分が投資したい成長企業のものを買うのは
よい、と思います。

「儲けよう」じゃなくて、「この企業を応援してあげよう」というのが投資の
原点です。

今こそ、投資家はこの「原点の気持ち」に戻るべきじゃないか?
by polimediauk | 2008-09-30 22:47 | 英国事情 | Trackback | Comments(24)

ジャーナリズムの話いろいろ+欧州事情も


by polimediauk