小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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ブリストルで戦没者哀悼

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(戦没者哀悼のため広場に向かう人々)

 今、メディアのロビー団「ソサエティー・オブ・エディターズ」の会議で、ブリストルというところに来ている。今日は11月9日で、「リメンバランス・サンデー」(「戦没者の哀悼の日曜」とでも訳せるだろうか?)の式典が各地で行われた(詳しいことは以下アドレスで)。教会などに集まることが多いようだが、私は通常は行かない。日本人だとどうかな?という思いがあった。第一次世界大戦の戦没者の哀悼というのが本来らしいが、実際は第2次世界大戦やイラク、アフガニスタンなど近年の戦没者も含めて哀悼する。

 たまたまホテルの部屋の中にいたら、人々が行進しながら、誰かがラッパかなにかを鳴らしているような音が聞こえ、外に出て、人の流れを追ってみた。朝の10時半頃だ。

 広場に第1次と第2次戦争の戦没者を哀悼する大きな記念碑があって、そこにたくさんの現役あるいは退役軍人や戦没者の家族などが集まっていた。その周りを市民が囲む。何のアナウンスメントもなく、人々が続々と集まってくる。

 午前11時、ドラムをたたく音がした。2分間の黙祷が始まったな、とみんながすぐに分るようだった。子供もたくさんいたが、静まり返った。

 2分間が終わると、もう一度ドラムがなった。

 吹奏楽の音楽が演奏され、教会関係者が話し出した。「亡くなった人たちのことを、決して忘れないようにしよう」。

 私の英国の家族には戦争で父、夫、子供を亡くした人が何人かいる。今頃、教会で同じように黙祷し、涙を流しているだろうなと思った。

http://en.wikipedia.org/wiki/Remembrance_Day
http://en.wikipedia.org/wiki/Remembrance_Sunday
http://www.societyofeditors.co.uk/page-view.php?page_id=145&parent_page_id=142
by polimediauk | 2008-11-10 02:09 | 英国事情