小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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「月刊グローバル経営」、ロンドンのイベント情報


 2月1日発行の「月刊グローバル経営」に、「変わり行く英国メディアの実態」という題で、英新聞界、テレビ界に関して書いた。最後の部分は「日系企業はどう(英メディアと)付き合うべきか」で、興味のある方で手にする機会があった方はご覧頂きたい。(日本在外企業協会出版) http://www.joea.or.jp/publication/globalmanagement

 日本で、3月から「フロスト・ニクソン」という映画が公開されると聞いた。こちらでは最近上映が始まった。英TVジャーナリスト、デービッド・フロストがニクソン米大統領にインタビューする。元々舞台劇だったが、これが映画になった。脚本を書いた人がBBCラジオでインタビューされていたが、「英国人ジャーナリストの話だったから、書きたいと思った」と語っていた。米国での映画の宣伝キャンペーンではこのきっかけをなかなか話すチャンスがなかったと言う。フロストはこちらでは著名なキャスター(英国ではプリゼンターと言う言葉を使うことが多いように思う)。以下のウェブサイトの文句によると、

http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/22168/

 (引用)「ウォーターゲート事件によって大統領辞任に追い込まれて以来、沈黙を守り続けたリチャード・ニクソン。謝罪なき会見を最後にメディアの前から姿を消して3年、政界復帰を目論み、ある男からのインタビューを承諾する。無謀な挑戦を申し込んだのは、イギリスやオーストラリアで活躍するTV司会者、デビッド・フロスト。全米進出を狙う彼は、誰も成し得なかった“ニクソンからの謝罪”を引き出すことで、ジャーナリストとしての名声を確立しようとしていた。両者それぞれブレーンを従え、対決に挑む!」(引用終わり)

 来月のロンドンでの時事イベントを若干紹介すると

 2月3日 オバマ政権とイランに関して、グローバル・ポリシー・インスティチュートでセミナーがある。http://www.global-policy.com/ 参加は無料だが申し込む必要がある。

 2月23日 「08年の暴落報道について」のイベントがロンドン・スクール・オブ・エコノミックスで。BBCのエバン・デービス記者、FTのジリアン・テット記者、自民党ビンス・ケーブル氏などが参加。参加無料で予約の必要はない。

 月曜日は雪になるそうだ。春が待ち遠しい日々である。

 

  

 
by polimediauk | 2009-02-01 00:20 | 英国事情