グーグルの「ストリート・ビュー」論争
http://news.bbc.co.uk/1/hi/technology/7954596.stm
ストリートビューは米国で2007年に始まって、日本、オーストラリア、ニュージーランド、フランス、スペイン、イタリア、オランダの映像が公開されている。
グーグル側は「リクエストがあればすぐに取り下げる」としているが、黙っていて気づかなければいつの間にか情報が出てしまうわけで、一体これでいいのだろうか?昨年、データ保護を監督する「情報長官事務所」は、画面の一部をぼやかせば、プライバシーは守れると判断した、とBBCは伝える。
そこで以下のBBCのビデオがあるので、見れる方は見ていただきたい。先に挙げたBBCの記事のアドレスから、下に下がると、最後にビデオがある。また、以下のアドレスでは「ニューズナイト」の番組クリップがある。ニューズナイトでは、グーグルUKのトップと、グーグルの批判者であるシバ・バイディナヤサンSiva Vaidhyanathan教授がぶつかる。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/programmes/newsnight/7954812.stm
教授は、ストリートビューの悪い点として、「気味悪さ」を挙げている。実際グーグルが何か悪いことをしているわけではなく、また役に立つという見方があることに賛同した上で、である。「無批判に、知らないうちに使っている。どんな影響があるのかも良く分からないままに」。「ターゲットが細かすぎる。昔からテレビも視聴者に広告を売るためにターゲットを絞ってきたが、グーグルはもっとはるかに細かい。個人にターゲットを絞る」。
グーグルUKのマット・ブリッチン氏は、グーグルは「ユーザーが誰かは分からないが、どんなサーチをいつ、どれほどやったのかが分かるだけだ」、と説明する。「グーグルを使いたくなければ、他のサービスを使う自由がある」、と。