小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「なぜBBCだけが伝えられるのか」(光文社新書)、既刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)など。


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パイレートベイ2

 ファイル共有サイト、パイレートベイの運営者4人それぞれに対し、スェーデンの裁判所が17日、禁固1年と罰金の実刑判決を言い渡したが、その後も、サイトのサービスは続いている。ブログによれば、既に控訴を決定しており、罰金は払うつもりはないそうなので、一部の支援者が始めた(支払いをするための)募金活動はしなくてもいい、と書かれている。

 http://thepiratebay.org/blog/151

 運営者の一人、ピーター・スンデ(Sunde)氏はビデオメッセージの中で、罰金を支払うつもりがなく、もしお金があったとしても、「焼いたほうがマシ」といっている。(ペイドコンテンツのサイト、下のビデオ。開始から5分後に英語になる。)

 http://www.paidcontent.co.uk/entry/419-pirate-bay-verdict-tpb-reax/ 

 今回の法律はスウェーデン内で実効性があり、他の国には適用されない。

 同サイトが専門家数人に聞いたところによれば、裁判所の判断がどうであれ、同様のサービスはなくならない、とする。
by polimediauk | 2009-04-20 15:42 | ネット業界