バージン・メディアが、無制限の音楽ダウンロードのサービス開始へ+BTが怒り
ケーブル・サービスあるいはネット・プロバイダーの1つ、バージンメディアが、ユニバーサル・ミュージックと提携し、無制限に音楽ダウンロードができるサービスを提供する。
http://www.ft.com/cms/s/0/509ee3a8-59c3-11de-b687-00144feabdc0.html
ネット上での違法音楽ダウンロードが横行しており、これに対抗するための、1つの方法ともいえる。このサービス自体は有料だ。ただ、今のところ、金額がいくらになるか、バージンメディアは明らかにしていない。バージンメディアのネットサービスを使って、違法ダウンロードを繰り返す契約者にはネットへのアクセスを遮断するという措置もとるそうだ。
ユニバーサル・ミュージックでダウンロードできるアーチストは著名な人がたくさんいて、例えば、こちらで大人気のエイミー・ワインハウス、それにボブ・マーリーやエルトン・ジョン。バージンの契約者は追加料金を払い、このサービスを利用する。
バージンの新サービスの発表が今日になったのは、「デジタル英国」という、デジタル時代の英国の通信サービスのあり方の枠組みを定める最終報告書が、明日発表される、というタイミングがある。報告書には違法コピー取締りの方策などが入る見込みだ。
FTによれば、バージンは他の音楽レーベルとも交渉中で、クリスマスまでには新サービス開始を予定している。やや先の話だが、他のプロバイダーかあるいは他の企業もこれに追随するかもしれないな、と思う。
一方、BT(英国最大の電話・通信会社)だが、BBCの大人気アイプレイヤー(見逃した番組などをオンデマンドで無料で見れるサービス)やユーチューブなど、ネットでテレビ番組や映画を観る人が増え、これがネットプロバイダーのサーバーに負担をかけるとして、BBCなどに対し、料金を負担するべきだ(プロバイダー側にお金を払うべき)、とBT小売部門の幹部が言ったそうだ。
http://www.ft.com/cms/s/0/28c07ae8-55ec-11de-ab7e-00144feabdc0.html
また、明日発表の「デジタル英国」では、BBCのテレビライセンス料を、ITVに一部回すべき、という案が入る模様。BBCはどんなに怒るだろうか。BBC始まって以来、他の放送局とライセンス料を分けたことはないはずなのだ。チャンネル4とBBCの商業部門BBCワールドワイドが提携・・・という案は入らなさそうだ。BBC側からの反対論が強かったらしい。




