ますますサイト有料化の話
http://news.bbc.co.uk/1/hi/business/8186701.stm
もう1つ、おもしろいのは、少し前に発表された、ニューズグループの中にあるが、衛星放送BSKYB(有料契約者が顧客)の業績だ。6月決算で、前年度は損失を出したのに、今回は利益が出た。そして、契約者数も40数万人増えて、900万人となった。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/business/8175898.stm
不況で家でテレビを見える人が増えたからではないか、という見方があるようだ。BBCラジオを聞いていたら、あるアナリストの発言で、何でも、BSKYBの総収入の中で、広告に頼るものが7%だけという。このアナリストの見方は、「広告費に頼らない経営体制で成功した」という。FTも前から広告だけに頼らないモデルを作りたい、と言っていた。
こうした考えの反論は、FTやWSJなどの経済紙は専門紙だから有料化ができるのであって、一般紙は無理というものだが、FTのバーバー氏などは一個一個の記事に課金する方式や、分野の専門化(スポーツやエンタテインメントなど、しかしこれに限らない)で、課金が可能、という見方をしている。
前に朝日GOBEに書いた、BBCに関する原稿がサイトで読めるようになった。
http://globe.asahi.com/mediawatch/090727/01_01.html
他の方の記事も含め、このサイトに載ったものは半永久的に掲載されている。今のところ、無料提供。これもまた新しいやり方だが、例えば先のバーバー氏の考えで行けば、こうしたものを有料化する、ということになるのかな?とちらっと思った。