放送業界

英テレビ界でプロダクト・プレースメントが認可間近

 英国の番組内で、「プロダクト・プレースメント」(アルクの「英辞郎」によれば映画などの小道具として目立つように商品を配置すること。商品の露出を高める広告手法)が許可される見込みとなった。BBCや日曜紙が伝えている。

 特定の商品を番組内で宣伝になるように出すことは、現在のところ、禁じられているという。仮に出たとしても、これを広告の一手法として使い、広告主からお金を取ることができないようだ。

 プロダクトプレイスメントが可能になると、広告収入の減収に悩む民放大手ITVを初めとする放送業者にとって、朗報となる。

http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/8252901.stm

 正式な発表は週明けになるようだ。さきのジェームズ・マードックがテレビ祭で不満を言っていたこと(プロダクトプレースメントが許されない)が、解禁状態となる。BBCトラストのライオンズ会長もBBCの新たな役割を問う公開書簡を出しているし、

http://www.bbc.co.uk/bbctrust/news/press_releases/september/strategic_review.shtml

 完全デジタル化後の放送業界の未来図を巡って、いよいよ聖域BBCの今後をBBC中枢部自体が公に議論せざるを得なくなったのだろう。マードックスピーチが1つのカタリストにもなったようだ。

 私自身、BBCは大きすぎると思うのだが、BBC4や他の番組を見聞きしていると、おそらく視聴者の数は非常に少ないだろう+でもおもしろいものがたくさんある。これが全て民間になったら、どれだけ維持されるかなあと思う。カネに糸目はつけないというか、お金のことを心配しないで作れる環境があるからこそ、一見無駄に見えても意義があるものが作れる感じがする。この部分を、誰が担うことになるのだろう。
by polimediauk | 2009-09-13 20:52 | 放送業界

ジャーナリズムの話いろいろ+欧州事情も


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