小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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ツイッター雑感、「Journalism」10月号のスポーツ報道記事

 自分の専門に関するあるいは興味のある事柄について情報を集める時、みなさんはどこから入手しているだろうか?専門誌(紙)の購読や業界内のネットワークからなどいろいろあるだろうが、私はこのところ、ツイッターから情報が入ってくることが多い。ツイッターは一つのツールであるだけなのだが、早耳の人からの情報をこれまでは紙媒体やニュースサイトなどから入手していたのが、ミニブログから入手するようになった。

 携帯(スマートフォン)から短い情報を取るのがだんだん普通になってくると、媒体自体がシンプルなつくりであること、情報(メッセージ)自体が短いほうが読みやすい。気持ち的にぴったりするようになる。情報の確認には既存のニュースサイトやテレビ番組、あるいは新聞、さらには書籍まで行くのだけれども、最初の情報の入手段階ではPCを開けるところまでの行為を段々やらなくなってゆく。PCを開けて立ち上げる(まで待つ)のが何だかまだるっこしい感じがするのである。

 ・・・というのを日本にいる多くの方が既に実感済みとは思うけれども。ゆったり時間が流れるようである英国で、シンプルな作り+短い文章でないとぴったり来なくなっている自分が、ずい分とせかせかしているようで、驚いた。

 湯川鶴章さんのブログをのぞくと、何と、ツイッターでのつぶやきを連ねていた。やっぱり、そうなってしまうのだろう。

http://it.blog-jiji.com/

 (私もツイッターで情報を出していったほうがよさそうである。)

 朝日の月刊「Journalism」10月号で新聞のスポーツ報道のあり方について、朝日新聞のスポーツデスク中小路徹氏が記事を書いている。個人のスポーツブログが社のサイトより人気を集めていることに衝撃を受ける。ネットと紙のバランスをとりながらもいかに紙面がどうあるべきかに氏は悩む。いろいろ発見がある記事だ。最後のほうで、ある参加者の発言として、「ウェブでブログを書いている人の年齢」についての言及がある。もし40-50代が中心とすれば、「文章自体が若い世代にとっての表現方法ではなくなっているということになる」-。

 短い文章がぴったりする(ネットで読むには)・・・という気分はやはり蔓延中なのかなと感慨深かった。

 中には東洋経済新報社の風間直樹記者が、人材サービス大手クリスタルに名誉毀損で訴えられ、これを退け、勝訴した経緯を書いている。ご関心のある方はご一読を。(同誌9月号の広告の話も目からウロコだった。次回英国の話と合わせて紹介したい。)
by polimediauk | 2009-10-17 19:47 | ネット業界