掲載記事のご案内 「Galac」ニフティー、「Journalism」11月号
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/galac-20091020-01/1.htm
今月上旬発売の朝日新聞「Journalism」11月号に、英国政治報道について書いてる。以下のサイトではまだ10月号の写真が載っているのだけれど、そのうち11月号のものに変わるはずである。
http://publications.asahi.com/ecs/66.shtml
英国では、議会(国会)を根城に活動する「ロビー記者」たち(国会記者にほぼ相当)が存在する。その存在さえも秘密とされた時代が長く続いたのだが、現在は議会サイトに個人の記者名が載るまでになった。排他的な存在+政治家に優先的に会える存在であるという意味では特権記者たちとも言える。その「特権」は公のために、つまり所属メディアを通じて情報・分析を出すために与えられている。一定の権威を持って、政治の分析・解説をしてきたのだが、現在は個人でもネットで情報発信が可能だし、著名政治ブロガーも多くなった。また、権威に対する英国民の軽視も次第に広がって、ロビー記者たちの存在感は相対的に低下している・・・というのが私の見方である。
11月号には民主党政権下の政治報道の行方や例の記者会見問題に関する記事も入っている。