小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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アイルラドのカトリック聖職者らが、性的暴力を隠ぺい

 アイルランドのカトリック教会で、聖職者が子供たちに性的虐待を長年行った上に、 この事実を何とか隠そうとしていたことが明らかになった。「明らかになった」というよりも、委員会が調査をし、この事実が再確認された、ということか。今日、個人的に最も衝撃を受けたニュースだ。

http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/europe/8381119.stm

 調査の期間は1975年から2004年まで。関わった聖職者は・・・なんと46人である。もっといた可能性もあるけれども。すごくはないだろうか?ターゲットになった児童は300人を超える。

 聖職者だからということで人々は信頼し、その信頼を利用して、という話である。パターンとしては、聖職者(男性、妻帯は許されない)が男児に暴力的行為を働く、となる。なかなか犠牲者は声をあげることができない。アイルランドの暗い部分だ。

 日本だと、子供への性的暴力というと、犠牲者は女児というイメージがあるのではないだろうか。英国、アイルランド、欧州他国には大人の男性が男児へ、という一つの悪しき流れがあると思う。

 勝手な言い方も知れないが、システムをばらばらにしないと直らないかも知らない。信頼を裏切ったという意味では、自己否定だと思う。(まともな人もたくさんいるのだけれど。)
 
by polimediauk | 2009-11-27 02:59 | 英国事情