小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

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雑誌「プライベートアイ」が18年間で最高の部数を記録

雑誌「プライベートアイ」が18年間で最高の部数を記録_c0016826_0373522.jpg プレス・ガゼットの報道によれば、政治ジョーク満載の週刊誌(バイウィークリー)「プライベートアイ」の09年下半期の部数が18年間で最高になったそうである。時事問題を扱う雑誌の中ではトップだ。平均発行部数は約21万部で、前年同期比で3・4%アップ。英ABC調べ。

 エコノミストも1・2%増で好調。部数は約18万9000部(英国版)。中東・アフリカ版は2・1%増の約2万8000部。

 時事問題を扱う雑誌は部数の伸びが全般的に良いようだ。下落したのが、保守系政治雑誌のスペクタテーター。8.9%減で約7万部となった。スペクテーターは昨年9月、ウェブサイトに有料制を導入した。このために印刷している紙の発行部数が増えた、というわけではなさそうだ。

(写真はプライベートアイの現在の表紙より)

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http://www.private-eye.co.uk/
http://www.pressgazette.co.uk/story.asp?sectioncode=1&storycode=45038&c=1
by polimediauk | 2010-02-12 00:37 | 政治とメディア