BBCトラストの委員長が来年で辞任+ローマ教皇の訪英
BBCトラストの前身は同様の業務内容を持つBBC経営委員会で、2007年、発足した。トラストのトップ(便宜的に委員長と呼んでおこう)はパートタイムの仕事で、週に3-4日の勤務というのが条件だが、ライオンズ氏は、委員長職の責務が非常に大きく、パートタイム以上の仕事が要求されるようになり、他の同氏の仕事との兼任が難しくなったという。
BBCは来年から、政府とテレビ・ライセンス料(NHKの受信料に相当)の交渉に入るが(現在のライセンス料体制が2013年で終わりになるため)、この重要な時期にBBCトラストのトップが交代にすることになった。
5月に発足した連立政権を担う保守党は、野党時代、トラストの廃止を要求したこともあった。BBCにとっては厳しい政策を実行するのではないかと言われている。
次期トラストの委員長職には、「ユーガブ」という世論調査団体のトップか、すでにトラストの委員の一人になっている、パトリシア・ホッジソン氏が候補にあがっているという(噂段階)。「もし」ホッジソン氏になれば、BBC経営委員会及びトラストで、女性がトップに来るのは初めてになる。
http://www.guardian.co.uk/media/2010/sep/14/sir-michael-lyons-bbc-trust
16日から19日まで、ローマ教皇ベネディクト16世が英国にやってくる。教皇が英国に来るのは28年ぶり。ブラウン前首相が昨年招いた。
英国とカトリック教の関わりを「英国ニュースダイジェスト」の16日付けに書いたのだが、ウェブサイトのニュース解説の面に、今日明日中には載るはずである。(今はまだ出ていないが。)
http://www.news-digest.co.uk/news/index.php