BBCのアイプレイヤーのグローバル版がいよいよ、出る
http://paidcontent.co.uk/article/419-bbc-plans-subscription-only-u.s.-iplayer-on-ipad/
ただし、海外版は有料サービスで、はじめは米国である。また、使える機器はアイパッドのみ。こちらでは大人気の「ドクター・フー」などの番組を提供して収入をあげることを狙っている。
アイプレイヤーは英国で最も人気がある動画サービスで、10月には1億3900万回の視聴リクエストがあったという。
北米では動画サービス、フールーが人気(ちなみにリクエストは2億6000万回―複数の放送局の番組を提供)だ。
ペイドコンテンツの調べによれば、BBCの番組だったらお金を払っても視聴したいという人が海外にたくさんいるという。在外英国人のみではなく、いわゆる現地の人もそうだという。だとすれば、BBCにとっての新たな収入源として、大きな期待がかかる分野である。(日本でもそのうち、利用できるようになればいいなと思う。)
一方、BBCに加え、ITV,チャンネル4などの民放が協力して、動画サービス「ユー・ビュー」を来年から開始するが(現在はそれぞれのサービスが個別に提供されているので、これを一体化する。ただし、個々のサービスが消えるわけではない)、これに加入していない有料ケーブル・サービスのバージン・メディアが、新たにネット・テレビを売り出すサービスを、年末から年明けにかけて、開始する予定だ。これはいわゆるグーグルテレビ、アップルテレビに対抗するような、単にテレビの番組を見れるだけではなく、インターネットも使える、という代物。当初、テレビの機器代を190ポンドぐらい(約2万5000円)払うが、毎月の支払いは、すでに契約をして月間の料金を払っていれば、追加料金として3ポンドぐらいを払う仕組みだ。
今年までに、見逃し番組の再視聴や録画が次第に浸透してきたが、来年からは、ネットが使えるテレビの競争がどんどん起きそうだ。