ほんのメモ ウィキリークス、NYT,リークの信憑性
ウィキリークスとイランのミサイル技術 (無料記事)
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201012041809496
ウィキリークスが出した外交公電情報をもとにした、11月30日付(サイトでは29日)のニューヨークタイムズ記事が(なぜNYTと私が書くのかは、後で紹介する記事を参照のこと)、イランが北朝鮮からのミサイルを入手し、その射程は欧州に届く・・・・といった内容であったらしいのだが、この記事のもとになった外交公電そのものがミス(故意のリーク)であったようだ。NYTはだまされて(?)しまったようである。しかし、その後、「いや、そうではないのではないか」ということで、12月3日以降、これを直した記事を出している。
村上さんの記事には「インターナショナルヘラルドトリビューンの記事が」とあるが、IHIはNTYの日曜版であるし、NYTサイトに行ってみると、同様の記事が出ているので、とりあえず、NYTがとして、話を進めてみる。
村上さんの記事を読む前に、若干、関連記事をあげておくと、
Iran Fortifies Its Arsenal With the Aid of North
(11月29日付、NYTサイト)
Koreahttp://www.nytimes.com/2010/11/29/world/middleeast/29missiles.html
NYT: Iran fortifies its arsenal with the aid of North Korea
http://www.focus-fen.net/?id=n236204
NYT Takes US Side in Iran Missile Flap
http://www.consortiumnews.com/2010/113010b.html
Wider Window Into Iran’s Missile Capabilities Offers a Murkier View
(12月3日付、NYTサイト)
http://www.nytimes.com/2010/12/03/world/middleeast/03wikileaks-missile.html
私は上記の英語記事をさっと読んだが、まだ詳しく見ていない。
詳細は少しわきにおいておくとしても、村上さんの記事の最後の部分が気になる。
「イラク戦争前にも大量破壊兵器の有無を巡って議論が戦わされた。そして、新聞を使ったリークが行われた。サダム・フセインとアルカイダとの関係性を匂わす記事である。その手法は情報部員や政府要人からのリークだった。」(小林注:ここは主に米メディアを指していらっしゃるのだろうと思うがー。)
「リーク情報には注意が必要である。今後はリークされることを計算に入れて公電が打たれることもあるだろう。」