小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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9.11テロで10周年 ほんのつぶやき・・・

 9.11テロの10周年ということで、セレモニーや関連番組の放映が真っ盛り状態となっている。

 私は「ながら」視聴でその一部を目にしたにすぎないが、真剣に9・11テロの犠牲者を追悼してる場面などを(少し)見るたびに、複雑な思いにかられる。

 9.11テロの犠牲者のことを考えると、同時に、アフガニスタンとかイラクの国民のことを考えざるを得ない。どちらも自分にとっては、ある意味では「外国」だから、どっちの国にも特に心が傾いているわけでもない。ただ、どうしても気になるのである、3000人を超える米国での犠牲者の後に、アフガニスタンとかイラクで、「万単位」で人が死んだり、傷ついたんだよな、と。

 数で痛みの大小がはかれるわけじゃないけど(人ひとりの命だけだって、重いとも考えられるしね)、やっぱり、米国の様子を見て、心底、心から感情移入するっていうことが、なかなかできない。(特にビンラディンを殺した後で、「正義がなされた」なんて言ってしまうなんて、と思う。報復したら、報復されてしまうのではと思う。)

 やっぱり、世界でも武力にかけてはナンバーワンの国を怒らせたら(9・11テロとか)、腕力で、やっつけられてしまう・・・・と。そういうことがしみじみと分かった気がします、自分レベルでは。そんな国にテロをしかけたら、もう、国で戦争を起こされちゃう、と。爆弾がぼんぼん飛んでくるし、とにかく、人が死ぬんだぞ、と。おー怖・・・・という感じ。

 それと、テロとかをされてしまったら、「もう、国際法は無視」「自国の安全を確保するためだったら、法だって曲げるよ」・・・という面が米国に(どこの国にも???)あるんだなあ、と。 こういうことは、怖いな、と思う。米国に武力で勝てる国はほかにいないから。

 まあ、本筋の話ではないと思うけれど、そういうことを、今日はつらつら、考えている。

 ナイーブな話だろうけど、米国の2面性が見えた10年間だったなあと思う。だからどうってことはないが。知らないよりは知ったほうがいいから。

 英国はそんな米国にぴったりくっついていたしね。ブレアさんが、ね。(今、リビアのガダフィ大佐にテロ容疑者を引き渡していたことがばれて、諜報機関はあわてているかもしれないけど。)

 最後に行き着くのは、誰かが武力を使って何かを(平和を守るため?)成し遂げなければならないとき、自分は戦闘に行かなくて、誰か他の人にお金を払ってやってもらっている、このシステム(英国の軍隊は志願者で結成されている)って、本当にいいんだろうか、これで??-とか、現役でガンガン活躍する(=人を殺したり、殺されたりする)軍隊を持つ英国に、自分は住んでいるんだよなあ・・・・ということを、またまたぼうっと考えてしまう自分です。

 まとまりのない話なんで、ほんのつぶやき。
by polimediauk | 2011-09-12 05:41