小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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「インディペンデント」のウェブサイトが米読者用にメーター制導入

 英高級紙第4位の「インディペンデント」が、ウェブサイトを刷新し、北米からのアクセスには有料購読制を導入した。月に20本までは無料で読める、メーター制だ。これ以上の本数を読みたい人は6・99ドル(約540円)を払って、有料購読者となる必要がある。同時に、アイパッド用にも有料購読制を導入。当初は無料だが、その後、月に19・9ポンドを支払う。アイパッド用の料金はほかの高級紙の閲読料金よりも高いという。

 英国のニュースサイトは、ガーディアンやBBCが無料で提供しているほか、経済紙フィナンシャル・タイムズはメーター制、タイムズは完全有料購読制(ただし、一部が携帯電話アンドロイドなどで読める場合もある)をとる。海外の利用者向けとはいえ、インディペンデントも、デジタル・ニュース閲読に「有料の壁」を立ち上げたことになる。

 インディペンデントのウェブサイトの利用者はその半分ほどが海外からのアクセスといわれている。

 インディペンデントには、妹分とも言うべき、「アイ」という格安の価格で売られている新聞があるが、こちらの部数はいまや本紙インディペンデントと同様の17万部ほどに達しており、両紙合わせて34万部の部数となる。アイは中身はインディペンデントだが、それぞれの記事が短くて読みやすい。また、価格は本紙の5分の1である。

 いま、インディペンデントとアイのウェブサイトを開けてみたら、アイは読者との双方向性を重視するつくりになっていた。アイの編集長が読者に語りかけるレイアウトとなっている。(実際に記事を読もうとすると、うまく読めなかったので、サイトがダウンしているなど問題が生じている可能性もある。)

インディペンデント
http://www.independent.co.uk/

アイ
http://www.independent.co.uk/i/
by polimediauk | 2011-11-01 22:50 | 新聞業界