小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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英選挙報道 ネットの利用


光るガーディアン

 英総選挙の開票は真夜中から明け方にかかった部分がヤマで、夜通し起きて結果に注視した人だけが、労働党勝利の瞬間を刻一刻と追うことができた。日本の新聞のサイトで何時ごろ総選挙の結果が出たかを見ていくと、特派員たちが、それぞれ夜中中、結果を追っていたことが分かる。

 前からネットには力を入れていた英ガーディアン紙だが、ブログがあるのに加え、私が一番感心したのは、英国全体の地図だった。労働党議席なら赤、保守党なら青、自民党なら黄色に色分けされている。これが、議席数が確定する度に瞬時に色が変わる。どんどん様相が変わってくるのだ。http://politics.guardian.co.uk/election2005/map/

 自分に関心のある地域を見たい場合は、そこにマウスを持っていくと、該当地域になる。そこでさらに自分が住む地域の結果を知りたい場合は地図上でその地域を押すと、さらに詳しい状況が分かる。

 使っていて楽しいし、分かりやすい。かつ、必要な情報が入っている。

 BBCオンラインのサイトでは、http://news.bbc.co.uk/ 開票が進む間、自分の郵便番号を入れると、即結果が分かるという仕組みを作っていた。

 夜中に起きていれなかった人は、朝起きて、ラジオでまず労働党が勝利したことを知る。次にすぐ知りたいのは、自分が投票した候補者が当選したかどうかだ。新聞が来る前に、あるいは新聞を開いて該当地域を探すために小さい活字を追う前に、ネットをみれば、すぐ確認ができてしまう。

 便利で、楽しいなというのが私の感想だった。

 新聞からすると、ネットは手ごわい存在だ。もし、しっかりした分析記事が選挙の結果が出たと同時にネットに出ていたら、結果のチェックのついでに、時間がある人は読んでしまうだろう。
 
by polimediauk | 2005-05-07 19:50 | 政治とメディア