お知らせ:TBS「調査情報」誌に英テレビ界の話

TBSメディア総合研究所が発行している、「調査情報」最新号に、英国のテレビについての原稿を寄稿している。どこかでお手に取られて、見ていただけたら幸いである。
http://www.tbs.co.jp/mri/info/info.html
今回の特集は「テレビ ドック―いまなにが可能か」である。以下はその目次。
テレビ ドック―いまなにが可能か***
グーテンベルク以来のメディア革命のなかで(今野勉)
テレビとネットのカニバリズムは本当か?(橋元良明)
連続ドラマの活況は戻ったのか(堀川とんこう )
テレビは肉体表現者を描けるのか(武田薫)
ニュースに二時間も必要なのか?(吉川潮)
バラエティー~メディアパワー喪失の20年(鈴木健司)
テレビCMの現在~お前はすでに死んでいる?(河尻亨一)
デジタル時代で面白みが増す、英テレビ界(小林恭子)
テレビは、テレビではなくなり、生き残る(境治)
雑誌はいまこちらに郵送途中で手にとってはいないが、読むのが楽しみな構成である。
自分自身、どちらかというと英国の新聞界に関する原稿を書く事が多いのだが、今回は放送業に目をやる機会があって、いろいろ考えさせられた。ひとつ、テレビについて書くのはよいのだが、ラジオ界の話を書く機会がなかなかない。英国を含む欧州では、ラジオが知識人の論考のネタになったり、質の高い娯楽の提供メディアになっている(日本ではそうなっていない、という意味ではないが、日本と比較すると、ラジオの重要度が高いような気がする。)今年はこのブログなどでラジオの話も出していければと思う。