ロンドン夏季五輪、無事終了
白熱の競技が続き、いくつかのどきどきした情景が目に焼きついています。みなさんは、いかがでしょうか。
閉会式はポップ音楽のメドレーで、私にはすべてのミュージシャンの名前が分からなかったけれど、私が若かった頃の音楽は非常に懐かしいものでした。
特に感動したのは、もう亡くなってしまった、クイーンのボーカル、フレディー・マーキュリーの姿を映し出し、いかにも彼がまだ生きているかに見せて、生の観客と掛け合いをさせた場面です。やるなーと思いました。クイーンの残りのメンバー二人の演奏もいい感じでした。
モンティ・パイソンのメンバーの一人、エリック・アイドルが出てきて、Always look on the bright side of life(いつも人生の良い面を見よう)という歌を歌ったところも、本当にそうだなあと思って、非常によい場面だと思いました。単に、のほほんと「人生の良い面を・・・」というだけじゃ、つまりませんよね。でも、この歌がどういう場面で前に使われたかで、その意味が深くなってきます。
ウィキペディアの説明によれば:
1979年の映画『ライフ・オブ・ブライアン(Monty Python's Life of Brian)』のエンディング曲として発表され、後にサッカーファンによって口ずさまれ、1991年にヴァージン・レコードよりシングルCDとして再リリースされ、ヒットした。
翻訳すれば『(深刻にならずに)人生の輝かしい面を見よう』という歌詞であるが、『ライフ・オブ・ブライアン』では主人公であるブライアンが磔刑にかけられ、死に行く真っ最中に同じく磔刑にかけられている囚人たちの合唱で歌われている。
とあります。
ですので、ひねったユーモアで、なんだか胸がこそばゆくなるような可笑しみがあります。
ツイートを見ていたら、閉会式の解説をしていたNHKのアナウンサーが、結構ボロクソにけなされていました。
もしかしたら、こういうときこそ、この歌をアナウンサーたちに贈るべきなのかも知れません(某田淵氏のコメントを勝手にひねくりながら、引用)。
この歌が閉会式のフィナーレになればよかったのにというツイートを英国のメディア関係者の何人かが書いてました。
なんとも英国らしい感じの歌で、私もそうだなあと思いました。
それと、閉会式でボランティアたちが壇上に呼ばれて、その献身に対して、会場の観客が一斉に拍手をする場面もありました。これもとっても英国らしい感じがします。
ロンドン五輪が、終わりました。
とっても面白いショーを見せてもらった思いがあります。みなさんは、どうでしたか。