朝日「Journalism」が「安全・危険をどう伝えればいいか」で特集
目次は以下。
特集:安全・危険をどう伝えればいいか
◎[対談]安全・安心をどう報じるか
科学的事実と社会心理の葛藤
武田 徹(評論家)×高橋真理子(朝日新聞編集委員)
◎「放射能と食」をめぐる報道
判断のモノサシとなる情報を提供
大村 美香(朝日新聞編集委員)
◎福島から見る低線量被曝報道
議論の前に姿勢を明らかにせよ
藍原 寛子(ジャーナリスト)
◎放射線リスクをめぐる混乱と課題
――低線量、内部被曝、子ども、合意形成
甲斐 倫明(大分県立看護科学大学理事/人間科学講座環境保健学研究室教授)
◎リスク情報を伝えるために
メディアが知っておくべきこと
中谷内 一也(同志社大学心理学部教授)
[メディア・リポート]
◎新聞
裁判所に取材源を明かした
日経の原則無視とメディアの鈍感
藤田 博司(ジャーナリスト)
◎新聞
元兵士たちの「最後の証言」
「8月の定番」を超えた重みと手応え
小島 一彦(中日新聞社編集局編集委員)
◎放送
日本のテレビ局は
なぜ反原発の動きを報じ損ねたのか?
金平 茂紀(TBSテレビ執行役員=報道局担当)
◎ネット
あなたの点数はいくつ?
ネット上の影響力を表すクラウトスコア
小林 啓倫(日立コンサルティングシニアコンサルタント)
◎出版
ここまで来た書籍のデジタル化
今こそ欲しい「紙の本」への想像力
福嶋 聡(ジュンク堂書店難波店店長)
[海外メディア報告]
英ガーディアン紙が実践する
オープン・ジャーナリズムって何?
小林 恭子(在英ジャーナリスト)
[新人記者のための「めざせ! 特ダネ」講座]最終回
〈ベテラン時代=挑戦編〉
「介護タクシー」と老画家の大作
覚悟と迫力に「慢心」を打たれる
井口 幸久(西日本新聞社編集委員)
[カラーグラビア]
プノンペン郊外 緑のトタン屋根の並ぶ村で
高山 剛(写真家)
[ジャーナリズムの名言]
別府 三奈子(日本大学大学院新聞学研究科・法学部教授)
朝日新聞全国世論調査詳報
2012年7月定例RDD調査
この中で、海外メディア枠で、私は、ガーディアン紙の「オープン・ジャーナリズム」について寄稿した(安全・危険特集外)。これは、読者からのインプットを積極的に導入して、ジャーナリズムを作っていこうという試みだ。
多少、ガーディアン紙のマーケティング戦略という面がある「オープン・ジャーナリズム」なのだが、詳しくみると、目からウロコ的に教えられることが多かった。幾分大げさに言えば、世界はオープン・ジャーナリズムの方向に進んでいるのは間違いない感じがする。
もしどこかでお手にとられたら、めくってみていただけたら幸いです。