小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「なぜBBCだけが伝えられるのか」(光文社新書)、既刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)など。


by polimediauk

民主党の新代表に前原誠司氏が


 今日、民主党の新代表に前原氏が選出された。ほとんど事前の知識がない私は、昨晩の夜のニュース番組で初めて前原氏が声を発するのを聞いた。菅直人氏とともに、古館氏が司会のテレビ番組「報道ステーション」に出ていたのだった。

 前原氏がどんな点に関しても自分の見解を具体的に話し、「民主党の改革は日本の改革だ」、「1つの党の話だけではなく、国民の皆さん全員に関わることなんですよ」というメッセージを出したのに対し、久しぶりに見た菅さんは、なぜか(年齢のせいなのか?58歳というとそれほど高齢とも思えないが)言っていることがややしどろもどろで、具体的な提案を出すことがほとんどないようだった。一つ一つの言葉の前に、やや空白があった。何らかの意味で緊張していたのかもしれない。

 印象では圧倒的に前原氏が勝っていた。

 後で、今日、ほんの2票の差で前原氏が選出された、と聞いた。たったの2票の差だったことに、非常に驚いた。今日の夜のニュース番組は見逃してしまったが、何故これほどの僅差だったのか?これが不思議で、この点は解明されたのだろうか?(つまり、菅氏をトップにおいて、民主党を立て直そうとした人がこれほど多くいたとは!)
by polimediauk | 2005-09-18 00:40 | 政治とメディア