小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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産経の衝撃


いよいよ、日本の新聞が本格的にネットで配信?

 新聞報道で知ったのだが、今日非常に衝撃的だと思ったのが、産経新聞が「産経Net View」というサービスを始める、というニュースだった。産経新聞の紙版に書いてあるのが一番詳しいが、新聞紙面がレイアウトそのままに読めるのに加え、紙面に収容し切れなかった写真やニュースの動画などを見られるのが大きな特徴。
 
 これで、月額315円だという。

 最初、3150円と読んでしまい、もう一度読み返した。他紙によると、2001年、1900円ほど(月)でやっていたが、十分に読者が集まらず、いったん断念していた。今度はこれをかなりバージョン・アップしたものになりそうだ。

 基本的には、通常の紙の新聞にプラスした内容となるようだ。大手新聞社のサイトには紙にのった記事が全部は載っていないが、産経新聞記事によれば、「全部載って」しかも、それにプラス、ということだ。(世界地図、記事検索、動く天気図などなど。)

 大手ネットプロバイダーを通じて申し込めるということで、早速申し込んでみた。(申し込みプロセスにはやや手間取った。現在のところ、提携プロバイダーに問い合わせができた段階だ。)様々な評価があるとは思うが、「315円」というのは、どう見ても安い。どんなことができるのかを、見てみる目的だけでも、安い。以前の携帯電話i-modeの、コンテンツサービスを思い起こさせる。3万人の購読者を予定しているというが、意外と広まるのではないか?

 日本の他の新聞はどうするつもりだろうか?

  産経の新サービスは紙版をネットで読める、というものなので、時間的に早い、ということはないのだろうが、2年ほど前に、英タイムズ紙の編集長が、「タイムズのライバルは時間、つまりネットと24時間ニュースだ」と言っていたことを思い出す。

 

 
by polimediauk | 2005-09-21 23:49 | 新聞業界