小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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EJCニュース 中国が世界最大の新聞発行国に


 オランダのマーストリヒトに本部を置く、「欧州ジャーナリズムセンター」(European Journalism Centre) http://www.ejc.nl/ のウエブサイトに登録すると、欧州を中心としたメディアのニュースが自分のメールアドレスに配信される。無料サービスだ。欧州が主だが英語でのメディア・ニュースを拾うので、米国、中国を含むアジア、アフリカ、中東など世界の国の情報が入る。ニュース収集に一日を割き、次の日に送るようになっているのか、例えば英国に住むならば、英国ニュースは一日遅れで入る。それでも、意外なニュースも入ってきて、参考になる。欧州時間の午前9時から11時ごろまでに入ってくる場合が多い。過去記事も検索できるようになっている。

 その中から、随時紹介していきたい。

 
1月3日付

 中国が世界最大の新聞発行国に

 チャイナ・ラジオ・インターナショナルの報道によると、中国は世界で最大の日刊新聞の発行国になった。世界の発行数の15%を占める。2005年の中国の新聞業界の報告書は中国政府当局が発表したものだが、政府が国内の新聞業界の発展に関して詳細な報告書を出したのは、今回が初めてだという。

 現在のところ、中国内で使われている13ヶ国語で90紙が発行されている。外国語の新聞は13紙で、主に英語とロシア語だ。

 発行部数としては世界最大だが、人口との割合からいくと、世界一ではない。1000人あたりの発行部数は世界平均からはかなり下であるという〈注:残念ながら平均がいくらか、数字が入っていないのだが〉。また、政府当局は、質の面からはさらに改善が必要だ、としているという。

Source: http://en.chinabroadcast.cn/2238/2006-1-3/138@291222.htm

by polimediauk | 2006-01-05 20:07 | 新聞業界