小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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ブレア氏 グアンタナモは閉鎖されるべき


 「グアンタナモは矛盾」だ

 興味のある人はずっと追って来たかもしれないのが、キューバにあるグアンタナモ米軍基地の「テロ容疑者」収容所のニュース。「容疑者」といっても、正式な容疑はなく、長い人では4年近く拘束されている。

 米国主導の「テロの戦争」の一環で、2002年1月頃から、アフガニスタンなどで捕まった人が送られてきた。拷問が行われている、という説もある。

 米国外に飛ばした人たちなので、米国法は適用されず、人権も無視・・ということが報道されてきた。

 ブッシュ政権の超法規的措置として、散々批判されてきたが、昨年11月辺りから、ブッシュ氏の盟友ブレア英首相も、さすがに、「そろそろ閉鎖するべき・・・」という声を、小さいながらもあげてきた。

 小さいながら、というのは、私が11月に聞いたのは、国会答弁中だったが、実際、声が小さかったのである。「いずれ閉鎖されるべきなんだから・・・」と。よく注意していないと、聞き逃すほど。

 今年になって、先週、ブレア首相がグアンタナモ収容所は「矛盾だ。永遠には維持できない。難しい状況だが、いつかは終わりが来ることをたいがいの人は分かっていると思う」と、また国会で発言。

 そして、今日、毎月一度の首相会見があったのだが、ここでも、「いつか閉鎖されるんだから・・・」といったのである。

 世界中で、ブッシュ氏と一番仲がいい外国のトップというと、ブレア氏だ。イラク戦争にともに突入したのも英国。

 グアンタナモ閉鎖が近い!?

 メルケル独首相も、今月、雑誌のインタビューで閉鎖を呼びかけていたが、ブレア首相が言った、というのは、結構大きいと思っている。
by polimediauk | 2006-01-24 07:17 | 政治とメディア