テロ捜査で一人、撃たれる+雑感
2日朝、東ロンドンでテロ捜査があり、一人が警察に撃たれて入院中だ。
朝からテレビはこの話題でもちきりで、情報はそれほど多くなかったが、かじりつくように見ていた。
昨年7月のロンドンテロの実行グループとは関係はない、としている。今のところ。
英警察は発砲することが極端に少ないので、今回の発砲の状況を検証するため、独立調査委員会が既に調査を始めている。
ロンドンテロが昨年起きてから、テロに対する恐怖感がある。テロといっても、国家に対するテロ、という意味だけでなく、「突然起きる暴力事件」に対する恐怖感だ。
日本にいるとき、それから英国に来て間もなくの頃は、夜遅い時間、一人で道を歩いているときなどに、怖さを感じることがあったが、そういう怖さはもうほとんどない。
その代わり、昼間でも、不意に何かが起きるのでは?という思いがある。北アイルランドのベルファーストに今年何度か行ったのだが、白昼の暴力事件が頻発していて、ちょっとした小道を歩くとき、緊張感を持って歩いていた。イングランドに戻ってきてからも、体のこわばりは消えていない。
今回、捜査があったのは、人種的にミックスしているところだったようだ。テレビ画面で見る限り、普通の住宅街に見えた。
ロンドンテロの実行犯たちは、「愛情あふれる、普通の父親・息子」と、家族や親戚から言われていた。
イラクのように毎日二ケタの人が亡くなっている・・という状況では全くないのだが、一見普通の、平和的な光景あふれるロンドンだが、いつ何時、何があるか分からないな、と思う。
捜査の中心は、何らかの化学兵器を持っていた可能性を調べていたようだ。
7・7ロンドン・テロの1周年がもうすぐやってくる。