NASAの月面着陸のオリジナル・テープ、見つからず、欧州の新テレビ
米航空宇宙局(NASA)の広報官が14日語ったところによると、米宇宙飛行士ニール・アームストロング氏がいったOne small step for man, one giant step for mankindでも有名な、人類初の月面着陸の様子を伝えるオリジナルの録画テープが、今どこに行ったか分からなくなっているという。ロイター通信が伝えていた。ニュースそのものは新しくないのかもしれないが、広報官が話した、ということで新しいのだろう。
アームストロング氏が歩いて見せたのは1969年7月20日。世界中で多くの人がテレビ画面上でこの光景を見たという。しかし、NASAによると、このときのオリジナルのテープが紛失している。このテープには、宇宙飛行士の体調やアポロ飛行船がどんな状態にあったのかを示すデータも入っているという。
NASAは、テレビ放映したときのフィルムを所有しており、ウエブサイトにもこれを出しているという。しかし、オリジナルに比べると画質が悪いという。当時NASAの機材がテレビ用になっていなかったため、オリジナルの画像をモニターで見せ、これをテレビのカメラが放送用に撮影したものが放映されたという。
オリジナルテープがないということもあって、英テレビのキャスターの一人が、「月面着陸そのものがうそだったという陰謀説がでたことがある」と話していた。
一方、9月から、新たな欧州の国際ニュース専門のテレビ局EUX.TVというのができるそうである。www.eux.tv
プレスリリースを見ると、無料で、欧州の政治及び他のニュースを放映する、ということだ。ブリュッセルや他の欧州都市から、新聞及び放送ジャーナリストたちがニュースを報道する。CNBCヨーロッパという、ビジネス専門テレビ局の欧州特派員だった、レイモンド・フレケン氏が日々のニュースを担当する。
番組は、ウエブサイトを通じて無料で視聴できる、というから、始まったら、見てみることができる。ケーブルやデジタル放送など、ネットにつながっているテレビ受信機なら世界中のどこでも見れるそうだ。
今後、「国際ニュース専門のテレビ局」となった場合、ある一定の地域でないと見れないとか、受信料を払わないとダメとか、ホテルでだけ見れる、とか、そいう条件を取っ払って見れるのがいい。
EUX・TVはそうなるようなので、ちょっと期待している。
(追記)
NASAの日本語の記事を、16日付の日本のある新聞のウエブで発見。他紙にはもっと前にでていたかもしれないが。「15日、分かった」と書いてあった。NASAの広報が話したのは月曜日だから14日なるはず。また、その前に英国の新聞に出ていたから、13日ごろかあるいはその前に一部情報が出ていたと思う。それにしても、「15日、分かった」とは????その新聞の特派員が、他紙を見て、気づいて、出した、ということか???疑問が残る。