小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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安倍首相の辞任報道


 今朝、安倍首相の辞任の報道をラジオで聞いて、目が覚めた。

 英新聞各紙やBBCは安倍首相の辞任を特派員の記事で大きく報じている。インディペンデント紙のみがAPを使っていてやや残念だ。フィナンシャルタイムズは今月上旬から少しづつ「先は危ない」という記事を出していたようだ。これまでの日付ごとの動きなど、芸が細かく、一番力が入っていた。http://www.ft.com/home/uk

 日本の新聞のウエブサイトでかなり会見の様子が見れた。ヤフーでも。日本にいなくても、画像で見れるのがうれしいように思った。

 検索している中に、朝日新聞がウイキペディアを850件「修正」、読売もやっていた、という記事をどこかで見た。誰でも書けるわけだから、一体どこからが違法あるいはやってはいけないことになるのか、むずかしくなってきた。既存の法律・常識で線が引けるものだろうか?

 追記:安倍さんの話に戻ると、エコノミストでは既に解説めいた記事がオンライン上で掲載されていた。最後のほうが小沢さんの話になっていて、最後の2行だけ紹介すると、「小沢氏は、約束したように、首相をこなごなにした。しかし、総選挙の賭けを経てのみ、自民党は政権を取る権利があるという点に関し、自民党を確信させるには至っていない。遅かれ早かれそうなる」、と近い将来の総選挙を予測して終わっている。


by polimediauk | 2007-09-12 19:20 | 日本関連