小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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英新聞、日本人カメラマンの写真がトップ

英新聞、日本人カメラマンの写真がトップ_c0016826_044138.jpg 28日付の英各紙は、フィナンシャルタイムズも含めて、ヤンゴンで取材中に死亡したカメラマン、長井健司さんの写真を一面トップで扱った。

 無料紙メトロは中面で、道に横たわった写真はなく、顔写真のみ。ほかはタイムズ、ガーディアン、インディペンデント、テレグラフが既に息が切れたような写真を中心に掲載していた。いつどうやって銃撃されたのかは不明としている新聞もあったが、インディペンデントは、まだ横たわりながら映像を撮っている長井さんの側にいた兵隊が銃撃した模様と伝えていた。タイムズは、(1)横たわりながら映像を撮っている写真と、その直ぐ後に撮られたらしい(2)既に撃たれて意識を失ないながら横たわっている写真を、3面で並べて見せた。

 ガーディアンのサイトでは今のところ、日本政府が抗議をしたという記事がトップになっている。長井さんがイラクで取材したビデオも見れるようになっていた。

http://www.guardian.co.uk/news/video/2007/sep/28/japanese.journalist.shot

 インディペンデントのコラム記事で、1980年代の反政府デモに抗議者として参加した人が、「インドや中国といった隣国に、国際社会が大きな圧力をかけるべき、米国や欧州が経済制裁をしても、この2国が動かなければ何も変わらない」と述べていた。

http://comment.independent.co.uk/commentators/article3007092.ece
by polimediauk | 2007-09-29 00:45 | 日本関連