小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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ロンドン無料紙の株主が失踪、WSJ, リンゼー・ホーカー、ヴェリタス 


 ロンドンの無料紙「シティーAM」の大株主の一人で、現在は米国籍になっているがラトビア出身のビジネスマン、レオニド・ロゼツキン氏が、失踪中だ。ラトビアに休暇で里帰りしているところだったが、ここ1週間ほど姿が見えなくなっているという。滞在中の住居や車の中に血痕があった、とインディペンデント23日付が伝えていた。

 41歳のロゼツキン氏はもともとロシア生まれ。最後に目撃されたのは16日。 マイスペースに載っている情報によると、ロサンゼルスの映画制作会社も所有している人物だ。

 インディペンデントによると、ロシアのプーチン大統領を批判していたという。最後に姿が目撃されたのは、ゲイ・クラブ前まで連れて行った、タクシーの運転手だ。ラトビアの内務大臣によると、氏の身柄が見つかっていないので何の証拠もないが、と前置きした上で、「他殺の可能性もある」としている。単なる陰謀説でまったく何の根拠もない話なのかもしれないが、06年にリトビネンコ氏がロンドン市内で毒殺されたことも考えると、何かあったと言えなくもない。まったくの推測に過ぎないが。いったいどうなることか。

 殺されたリンゼイ・ホーカーさんの家族が来日し、犯人を捕まえて欲しいと会見を開いた様子がこちらでも何度も放映された。疑問なのは、容疑者と考えられている若い男性には確かご両親がいたはずだ。何の連絡も受けていないのだろうか?顔を整形しているということはないのだろうか?そういう点はもう日本で報道されつくしているのだろうけれども、どの報道を見てもそこがクリアではなく、おかしいなあと思って聞いていた。

 まったく別の話でとりとめなく、いくつか気づいたこと。ネットで調べ物をしていて、しばらくぶりにおなじみのサイトに戻ると、たくさん新しい(楽しい)機能がついていて、すごいなあと思ってしまう。ヤフーサイトで文学賞発表があったり、書きたい人の掲示板がたくさんあった。産経のイザ!もさらに進化しているようで、本当に楽しい。

 今朝メールを開いたら、ウオールストリートジャーナルから広告が入っていた。クリックすると、電子ブック形式ですべての紙面が読めるようになっている。無料だそうだ。もちろん販促だから最終的には無料ではなくなるが、なんと6月まで毎日無料で読める、という。6月まで読んで、「気に入ったら購読してほしい」と言うことだ。2-3ヶ月も無料なんて、太っ腹だ。マードックがお金をたくさん注入したのだろうか。

 日経が「ヴェリタス」という新聞を紙とオンラインで発行しだした。購読していないのでちゃんと記事が読めず、なんともいえないのだが、月刊ファクタの編集長の評価をブログで読んだ。

 http://facta.co.jp/blog/archives/20080317000633.html

 ビジネスに興味のある方はご参考に読んでみていただきたいが、なかなか、新雑誌に厳しいことが書かれている。「大変だなあ」と思ってしまった。私は編集者の側でなく、書く側の方にいるので、いろんな制約がありながらも何かを生み出す日経記者さんの方にやや同情している。(記事を読んでもいないのに、だが。)常に超一級の企画、原稿を出せればいいが・・・・。
by polimediauk | 2008-03-25 07:55 | 新聞業界