小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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英国では地方でブロードバンド普及が大

 英通信規制団体オフコムが22日発表したところによると、従来は「デジタルデバイド」のために後発と見られていた地方で、都市部よりもブロードバンド普及率が高いことが分かった。オフコムは公共放送や通信業の規制・監督をしているが、正しい政策を行なうための判断材料として、細かく市場を調査し、その結果を発表している。

http://www.ofcom.org.uk/media/news/2008/05/nr_20080522

 地方の家庭59%がブロードバンドがあるのに対し、都市部は57%だったが、4年前までは都市部のブロードバンド普及率は地方の2倍だった。

c0016826_21115590.jpg 今回の調査で最も普及率が高かったのはイングランド北東部のサンダーランド(66%)で、低いのはスコットランドのグラスゴー(32%)。何故サンダーランドが高いのは不明だが、グラスゴーの場合は世帯収入とコンピューター所有率の低さとされている。地方でも若干の差がある。イングランド(60%)、スコットランド(53%)、北アイルランド(52%)、ウェールズ(45%)。(グラフはBBC)
 
 英国でブロードバンドが最初に提供されたのは2000年だ。

 携帯電話のみ(固定電話なし)の家庭は全体の20%だが、イングランド北東部の都市で平均より高い数字が記録された。マンチェスター市を含む「グレーター・マンチェスター地区」では28%に。

 ネットを使ってテレビ番組を含む動画を見た大人は全体の30%で、特に高いのがロンドン(40%)、エジンバラ(45%)だった。まだまだ携帯電話で動画を見た人は少ない(全体の4%)。

 テレビの視聴率をチェックしているBARBによると、英国人は毎日平均3・6時間テレビを見ているそうだ。

 また、オフコムの調査では85%の家庭が自宅にデジタルテレビを持っている。2006年の同様の調査から10%上昇した。
by polimediauk | 2008-05-22 21:15 | ネット業界