フランスがネットの児童ポルノ規制でプロバイダーと協力
ネット犯罪の防止の一環だが、英語圏の報道では児童ポルノの部分が強調されているようだ。欧州内では、児童性愛主義者に対する強い反感が存在するのも背景にあるのだろう。
フランスでは、9月から、児童ポルノのサイト、テロを扇動するサイト、人種憎悪をかきてたてるようなサイト、詐欺計画のサイトにアクセスしようとした場合、プロバイダー側が警告を出すようになる。
「ネット版の『ビッグ・ブラザー』(小説だが、監視社会の代名詞として使われる)を作ろうとしているわけではない。子供たちとその家族を児童性愛主義者から守る責任が自分にはある」と内相は述べている。
具体的には、フランスのネットユーザーが、上記のカテゴリー(児童ポルノ、テロ扇動サイト、人種憎悪をかきたてる、詐欺計画)にあてはまる内容のサイトを発見したら、これを仏政府側に通報する。政府はこのサイトを封鎖のためのブラックリストに入れるかどうかを判断し、入れると判断した場合、プロバイダー側に情報を伝える。すると、次回誰かがこのサイトにアクセスしようとすると、ブロックがかかる、あるいは警告が出る、という流れになるようだ。
サイトが法律違反の内容を含むと判断された場合、政府は司法当局にこれを報告し、海外にホストがあるサイトに関する情報は、インターポールやユーロポール(インターポールの欧州版)に連絡する。
アリヨマリ内相は、フランスは7月からEUの議長国になるが、サイト封鎖問題に関して、他のEU諸国と協議したい、としている。どのネットプロバイダーと合意に達したのかは明らかにしなかった。
ロイターが報じたところによると、ニューヨークでも同様の取り決めが交わされ、ベリゾン、スプリント、タイムワーナー・ケーブル社が、NY州政府と協力し、児童ポルノのサイトをブロックすることに合意した。
カナダ、英国、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、ニュージーランドなども同様の取り決めがあると言う。
オランダの「ポリガゼット」は、「児童ポルノサイトを規制する必要は理解できるとしても、封鎖が必要なほどの『憎悪をかきたてるサイト』はどうやって判断するのか?」と疑問を呈する。「他人を侮辱する権利はーー表現の自由の一環としてーー私たちにあるのではないか」と。
・・・しかし、どうしたらいいのだろうか?ブロックするのはやりすぎなような・・・。第一、政府側あるいは権力者、あるいはお金持ち+影響力のある人(あるいは影響力のある検索エンジンが!)、何を排除し、何を優先的に出しているのか、そっちがどうも気になる。
http://canadianpress.google.com/article/ALeqM5jPBqPQhyxRICjmPCvr0XoegHkRPQ
http://uk.reuters.com/article/technologyNews/idUKL1077696620080610
http://poligazette.com/2008/06/11/french-to-block-child-pornography-terrorism-and-hate-websites/