小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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ダウジョーンズ社とデジタルビジネスの収入

 カンヌにいるルパート・マードックによると、所有する米ダウジョーンズ社からのデジタル収入が、「あと2,3年ぐらいで」75%ほどになると言う。(確か、FTグループもデジタル情報からの収入が今75%ほどになっているはずである。次第に紙からデジタルに比率を移動させたのである。)

「ウオールストリートジャーナルを最高の新聞にしたい」とも述べている。今、WSJを出版するダウのデジタル収入は既に50%だそうだ。WSJを買ってから驚いたことは「WSJの記者が驚くほど協力的だったことだ」。これは大きな皮肉かもしれない。(宣伝会議に出てカンヌにいたそうだが、こうしたコメントの全てが宣伝なんだろうな。)

一方、別の報道によると、WSJの編集長が前に辞めたので(ほとんど抗議をしてだろうが)、今は元タイムズの編集長トムソン氏が牛耳っているが、編集業務の体制を19日、いろいろ変えたという。編集部門のNO2だった、ローリー・ヘイズという人が同時に辞めたことを明らかにした。ヘイズはWSJに23年間いたのだが。トムソン氏は、ダウ社のニュースとWSJのニュースの全てを見る統括者になっている。ずい分出世したものだ!

http://ap.google.com:80/article/ALeqM5jsSed2x8i60lzHfofu42DqhUMECgD91DBGI01

http://www.reuters.com:80/article/industryNews/idUSL1936983520080619
by polimediauk | 2008-06-20 06:52 | 新聞業界