日本の携帯の「ガラパゴス」状態のインタビューがある
もし答えが「ない」だとしたら(驚きだが)、規制をする・しないが大問題になっているのだろうか?それとも、「規制する」に関しては社会の中で同意・コンセンサスがあって、「いかにやるか」でもめているのだろうか?
さっと見た限りでは、「規制するか・しないか」でもめているようにも見える。私の間違いかもしれない。
いろいろな論点が交じり合っている問題、ということなのだろうか?(それぞれの関係者が、それぞれの観点から反対あるいは賛成している、とか?)
日本の「青少年を対象にした有害情報のネット規制」が、いわば「パラダイス鎖国」というか、「ガラパゴス」というか、そういう類のことでないことを願っている。日本独特の論理で賛成・反対になっているのかどうか?(ガラパゴス現象の意味に関しては、コメントのまうまうさんの説明をご参考ください。非常によくまとめられています。)
・・・ということを、これから調べたいと思っている。(すぐには答えが出ないかもしれないが。漫画の歴史とかを調べないと理解できないかもしれない。私は小学校2年ぐらいで漫画を読むのをやめてしまったので、詳しくはない。)何故これが重要と思うかというと、最近、「ジャパン・パッシング(日本を通り過ぎる)」という状況がある、といろいろな人から聞いた。何だか知らないうちに、日本だけで物事が完結してしまうという現象が生じているのかどうか?他国に日本が合わせる必要はないかもしれないが、世界のほかの地域ではこうなっている・・・ということを、知っておいてもいいかもしれないと思う。
日本の携帯電話業界が「ガラパゴス状態」にある、という件で、フォト・ジャーナリスト神保さんがインタビューをしたビデオがある。この件を紹介したブログの内容もぜひ一読をお勧めしたい。
ゲストは総務省総合通信基盤局事業政策課長谷脇 康彦さん
以下は一部引用。神保さんのブログより
http://www.jimbo.tv/videonews/000460.php
実際、日本の携帯電話料金は他国と比べてとても割高だ。もともと通話料金が高い上に、高価な高性能端末を安く販売する代わりに、毎月の通話料金でこれを回収することを可能にする販売奨励金分が上乗せされているからだ。日本では極端な場合端末は無料で購入できるが、これはキャリアから販売店に販売奨励金が支払われているためだ。この奨励金のために、販売店は本来の端末原価より安い価格で販売でき、キャリアは月々の通話料でそれを回収する仕組みになっている。販売奨励金のおかげで実際は高価な高性能端末が売りやすくなっている反面、ユーザーは高い通話料金を払わされることになる。同じ端末を長く使う人ほど、また通話の多い人ほど、損をする仕組みでもあり、不公正との指摘も根強い。
こうした日本独自の「携帯文化」が、海外のメーカーが日本でシェアを伸ばせない原因であると同時に、日本のメーカーが日本で培った技術を世界で活かせない理由にもなっている。しかし、総務省でモバイルビジネスの振興の旗振り役を努めてきた谷脇康彦氏は、日本のこの特殊な携帯文化こそ、これから日本にとっては大きなチャンスになると語る。高速でネットにアクセスできる3G携帯がこれほど普及している国は他にはなく、海外の企業は日本で成功することが、明日の世界の携帯電話ビジネスの成功を約束すると見て、日本進出の機会をうかがっていると指摘する。見方によっては、日本が世界から取り残されているのではなく、世界の一歩先をいっているというのが、谷脇氏の見立てだ。
しかし、日本がその技術的な優位性を確たるものにするためには、一層の規制緩和と競争が不可欠であると谷脇氏は指摘する。谷脇氏も参加する総務省の研究会「モバイルビジネス研究会」(通称モバ研)は、販売報奨金の見直しや各キャリアがユーザーの囲い込みのために行っているSIMロックの解除、MVNO(ネットワークを持たないサービス業者)の新規参入の促進などの提言を行っている。
(引用終わり)