サルマン・ラシュディとガーディアンの給料
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/7530137.stm
日本でも「悪魔の詩」の翻訳者が(おそらくは)関係者に殺害されたということもあって、避難生活に入った部分のことをどう言うのかなと興味があった。(私自身はこの作品を読んでいない。)クリップ再生後6分ごろからその話になるのだが、「死刑」のファトワなどが出て、身を隠す状態が続いたのは9年間で、ファトワが消えてから9年経ったという。今は特に何もなく、「大丈夫」と明るく笑う。当時は、「その日その日をどう生きるか」で大変だった、と。いつか、ファトワからの数年のことを文章にして書きたい、と言っていた。日本人の翻訳者の方が亡くなった真相は不明だと思うのだけれど、もしラシュディの小説の翻訳で、うらまれて、殺されたのだとしたら、そして、ラシュディ自身は今も生きていて、明るく笑っている様子を見たら、遺族の方は複雑な思いであろうと思ったのだった。翻訳者の方に合掌。
取材してからよく見るようになっている「グイド・フォークス」の政治ブログで、ガーディアンの編集長のお給料の話が出ている。ガーディアンメディア社の収益の話の中に、ラスブリジャー編集長のお給料は約40万ポンドと。日本円にして8000万円以上か。なんだかすごいな、と思うーー確か利益がでるところまでいっていないはずなのだが(もしかして、首相のお給料より高いのではないか??)。社会的意義、影響力、ということの数字だろうか。編集長でこれぐらいというのが、平均かどうかは分からないのだけれども。ちなみにガーディアンの紙の発行部数は35万部ほど。ウエブのユーザーは2000万である。
http://www.order-order.com/2008/07/guardian-underestimates-fat-cat-editors.html