ライブドア、外国特派員協会でITと放送の融合について語る
「あなたはルパート・マードックですか?」
東京・日比谷の電気ビルに、日本外国特派員協会というのがあって、http://www.fccj.or.jp/ 名前の通り、外国人ジャーナリストの団体だが、日本の様々な著名人、政治家、ビジネスマンなどを呼んで、ランチを食べながらの会見が頻繁に開かれている。
基本的には会員向けのサービスだが、「ゲスト」としてランチの料金を払うと、出席できる。
スピーカーが日本語で話しこれに通訳がつく場合も多いので、興味がある方は行ってみると、収穫があるかもしれない。
日本人ジャーナリストも来ているが、主に外国人なので、結構ざっくばらんな雰囲気で本音が聞ける。また、外国人ジャーナリストたちは、「そんなことも知らないの?」と、自国ジャーナリストが思うようなことでもどんどん聞いていくから、「そうだったのか」と思うコメントが出ることも多い。
3日は、ライブドアの堀江社長が呼ばれて、講演と質問があったようだ。そこで、「あなたは(メディア王といわれる)ルパート・マードックですか?}と聞かれている。
以下、ライブドアニュースから。
堀江社長、「今が勝負の時」
外国特派員協会でITと放送の融合について語る
【ライブドア・ニュース 03月03日 東京】ライブドア<4753>堀江貴文社長は3日、日本外国特派員協会(東京都・有楽町)で講演を行い、同社のニッポン放送<4660>株取得や、インターネットとメディアの融合などについて話した。
堀江社長は「放送は枠が限られた一方通行メディアで、これからは双方向性のインターネットが主流になることは間違いない」と力説した。また、現在はブランドと視聴者数で圧倒的優位に立っているが、個人が情報発信ができるようになり、放送はこれから先細りになっていくと指摘した。堀江社長はさらに、放送にブランド力と視聴者への影響力があるうちに、視聴者の意見を取り込んで自分たちのビジネスをする必要性を訴え、ブロードバンドの普及が進んだこの1~2年が勝負をかける時だという認識を示した。
時間外取引で株式を取得したことについては、「友好的にやるのがベストだが、ある程度強引な手法を使わないと我々も彼ら(放送業界)も真剣にならないと思う」と述べた。方法に違法性があるという見方については、「誰でもできることで、逆もありえた」と答えた。
冒頭のスピーチでは、「あなたはルパート・マードックですか」と記者会見前に尋ねられたことを紹介し、「彼はメディアの複合企業の会長で、我々が目指しているのはメディアとITと金融の複合企業なんです」と言って会場を沸かせた。