小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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 28日に発売された、週刊「東洋経済」のメディア特集で、タイムズのサイト有料化の話とエコノミストのデジタル戦略の話を書いた。ブログなどでの掲載承諾を得たので、補足したもの(特に最後の「ネットのみの可能性も?」の部分)を以下に出したいと思う(見出しなど、若干変えてあります)。

「東洋経済」目次

http://www.toyokeizai.net/shop/magazine/toyo/detail/BI/04096f9c9cd2790d9accb3ea894dcbba/

 目次を追っていくと、今回の特集「メディア覇権戦争」には、電子書籍の話や書店の将来、「グーグル秘話」を書いた著者のインタビューなどが載っているようだ。日本から雑誌が届くまでにはあと数日かかると思うが、拝読を楽しみにしている。

                     ***

英国で始まったネット有料化の大実験 
 
 7月、英国の新聞界の今後を占う、イチかバチかの賭けが始まる。エスタブリッシュメントが読む新聞として長い伝統がある「タイムズ」とその日曜版「サンデー・タイムズ」のウェブサイトが、6月いっぱいの無料閲読お試し期間を終了し、有料サイトに移行するからだ。

 「ウェブ・ファースト(=ウェブへのニュースを紙より優先する)」という言葉が古めかしく聞こえる英新聞界では、すでに「紙かネットか」と両者を対立させて論じる見方は消えている。紙媒体の新聞の売れ行きを気にしてウェブサイトには故意にすべての記事を載せない、あるいはスクープを出さないなど、「ネット敵視」の手法は過去のものになった。

 では現在の敵は何か。それは「無料の壁」だ。サイト有料化を宣言したタイムズの5月26日付記事は、新聞社が電子版のニュースを無料で提供してきたことを「原罪」(人類の始祖アダムとイヴが最初に犯したとされる罪)と呼び、無料ニュースへの敵意を表現した。

―「タイムズ」の値づけは1日1ポンド、1週間で2ポンド

 英国の主要新聞で、サイト閲読に課金しているのは「フィナンシャル・タイムズ(FT)」のみ。ほかはすべてがアーカイブを含め無料で閲読できていた。無料朝刊紙「メトロ」、テレビ、ラジオ、ウェブサイト上の無料ニュース配信で圧倒的なプレゼンスを持つBBC、グーグル・ニュースなど、無料のライバルが実に多い。ライバルが無料で情報を出している以上、新聞社が「無料の壁」を突き崩せば、読者が逃げてしまう。そのため、有料化は禁じ手だった。

にも関わらず、タイムズが有料化に乗り出すのはなぜか。その理由は「良質なジャーナリズムには、料金を払う価値がある」というもの。同社の親会社であるニューズ・コーポレーションのルパート・マードック会長は、グループの新聞社をいっせいに「有料化」に向かわせている。タイムズの有料化もその一環だ。

 タイムズはFTのように一定の本数は無料で読める仕組み(いわゆる「メーター制」)をとらず、購読者のみが記事を読める「全面有料」だ。1ポンドを払うと丸一日、両サイトの記事を読める。タイムズ平日版は1部1ポンドで販売されているため、「紙媒体を買うのと同じ」印象を与える。2日以上読みたい場合は2ポンドで1週間読める。紙版の定期購読者はサイト閲読が無料で、定期購読者を増やすことにもつながる

 新サイトの特徴は、白地が多くすっきりとした印象を受ける。紙のタイムズの題字を頭部に置き、「新聞紙面により近い」とライバル紙は評した。「有料の壁」(ペイ・ウォール)の中で提供されるコンテンツはこれまでのニュース情報に加え、著名コラムニストとのライブ・チャットやジャーナリストらとの情報交換など。購読者を対象にした会員制クラブ「タイムズ・プラス」が提供してきた、文化的イベント(映画鑑賞、美術展、対談など)への無料あるいは安値の参加ができる。

 新サイトは「全面有料」に加え、「完全囲い込み」だ。グーグル・リーダーなどのRSSにも記事が流れないため、タイムズの記事を読みたければおカネを払ってサイトを訪れる必要がある(この点は、今後変わる可能性もありそうだが)。

―1日24万ポンドの損失、タイムズの台所事情

 「良質なジャーナリズムには、料金を払う価値がある」というタイムズの論理を逆のサイドから見ると、要するに「ジャーナリズムの維持にはおカネがかかる」ということだ。

 サンデー・タイムズのジョン・ウィズロー編集長によれば、同紙とタイムズの編集部の予算は年間1億ポンド(約133億円)だが、たとえばワシントン特派員の維持費用には給与、住居費、旅費を含めると年間50万ポンドかかる。バグダッド特派員にはこの上に警備費用(100万ポンド)が上乗せされる。「ウェブサイトを閲読無料のままにしていたら、特派員を送れなくなってしまう」。

 月間ユニークユーザーが2300万人の旧タイムズオンラインは、7月の全面有料化による新サイト起動後、利用者が最大で90%減少する可能性もある、と見られている。「影響力が小さくなるかもしれないが、広告主は『有料の壁』の中のタイムズをわざわざ読みに来た読者を好むはずだ」(ウィズロー氏)。

 タイムズ、サンデー・タイムズ両紙を発行するタイムズ・ニューズペーパズ社の09年6月期決算の売り上げは3億8550万ポンドと、前年より13・44%も減少した。理由は広告収入の下落。この影響から両紙の税引き前損失も前年の5020万ポンドから8770万ポンドへ膨らんでしまった。両紙合わせて1日平均24万ポンド(約3200万円)の損失を出しているとされ、ウィズロー氏の窮状説明に実感がこもる。

 有料化はタイムズを救うのか。元タイムズのメディア記者だったダン・サバー氏が、新しいサイトが1~2ポンドの課金で得られる収入をブログ「ビーハイブ・シティー」で推定している。両紙のデジタル収入年間2500万ポンド(ちなみにガーディアンが2500万~3000万ポンド、有料購読制のFTが3000万ポンドの算定)は、90%の利用者が消えることで広告収入2000万ポンドを失う。しかし、2000万ポンドは約20万人の購読者がいれば、「回収できる」。

 もし広告単価を課金後に上げることができれば、購読者はもっと少なくても済む。さらに、購読者のクレジットカード情報を利用してチケット販売などの電子コマースで収益を上げられる、と指摘する声もある。

 しかし、タイムズの「完全有料」に対しては、懐疑的な新聞がほとんど。ネット投資を重点的に行ってきた「ガーディアン」もその一紙だ。

 同紙のアラン・ラスブリジャー編集長は今年1月、課金制にすれば「オープンであることを基本とするネットの言論空間から切り離される」「アクセスが減ると媒体の影響力が落ちる」といった理由から、全面有料化に対して否定的な見方を示した。

 しかし、ガーディアンが、何が何でも有料化策は取らないわけではないようだ。5月には「(課金制自体を全面否定する)原理主義者ではない」と、トーンダウンした。実際、ガーディアンでは複数の有料化モデルを終始議論しているという。

 同紙のウェブサイトの月間ユニークユーザー数は3000万人を超え、英国の新聞サイトとしてはトップクラス。09年のオンライン広告収入は2500万ポンド(約33億円)。今年は4000万ポンドの見通しだ。「レガシー費用(編集・印刷・運送などのコスト)をまかなうには十分ではないが、決して小さな数字ではない」(同氏)。この収入を減らさずに有料化できるのか、これがガーディアン経営陣の悩みだ。

 (参考までに、FTの購読者は09年12月時点で12万7000人。前年比で15%の伸びだ。オンライン購読を収入で見ると、前年比で43%増となっている。FTのオンライン購読とデジタル広告の収入は09年で全体の売り上げの5分の1だったが、2012年には三分の一になると予測されている。)

 ガーディアンとユニークユーザー数でトップの座を争っているメール・オンライン(日刊紙「デーリー・メール」と日曜紙「メール・オン・サンデー」のウェブ版)も、無料のままで行く路線を選択している。膨大なアクセス数とディスプレー広告収入の伸び(前年比131%増)があってこそである。

 無料モデルの収入は、広告だけではない。「デーリー・テレグラフ」は、同紙に掲載した記事と電子コマースを組み合わせた仕組みづくりに力を入れている。

 サイトに有料化を導入する予定がないテレグラフは、トラフィック数の増大を今後は優先化しないことに決めた。「アクセス数の増大でデジタルビジネスを成長させるというやり方は08年3月で終わった」(同紙デジタル・エディター、エドワード・ルーセル氏)。これからは「3つのC」(コンテント、コマース、クラブ)を主眼にする。サイト上で特に人気が高いテクノロジー、旅行、ファッション、文化教育の各セクションのコンテンツをコマース(商業活動)に結びつけ、利用者をクラブのメンバーになってもらう。例えばガーディニングのページと電子コマースサイト「クロッカス」を結びつけ、テレグラフの記事を読んで、クロッカスが提供する商品を買うように道筋をつける。

 「英国のネットディスプレー広告市場は10億ポンド規模で停滞中。一方、電子コマースは500億ポンドとずっと大きく、活気もある」(ルーセル氏)。「ニュースは無料」という看板を落とさず、別の角度からデジタル収入を増やそうというわけだ。

 会員制クラブも英新聞の新しい試みのひとつだ。タイムズの有料会員制クラブ「タイムズ・プラス」に対抗してガーディアンが最近始めたのが「エキストラ」。年間25ポンドの会費を払えば、文化的イベントのチケットをディスカウント価格で買えたり、ガーディアンのジャーナリストの対談などに無料で参加できる。現在のところ、8月までは入会金は無料だ。

 デーリーメールは「メールライフCo. UK」という商業サイトを作り、ワインや旅行など50以上の製品を販売している。年間3000万ポンドの収入を上げている。

 新聞、雑誌、書籍の電子化ビジネスのコンサルティングを行うブルー・ディープ・インターナショナルのプリンシパル、ダンカン・クロール氏は、「課金制、広告収入やコマース重視による無料維持か。どの方法が成功するのか、誰にもその答えは分からない」と述べる。「唯一、賢明な方法は、さまざまな方法を実験することだ」。

―ネットのみの可能性も?

 有料派タイムズと無料派ガーディアンのどちらのビジネスモデルがより効率的なのか、あるいは新たな収入源として期待がかかるタブレット型電子端末(アイパッドがその代表格)は「新聞を救う」のか?―課金制モデルの是非とアイパッドに議論が集中する中、さらに大きな枠組みの変化を問う声も出てきた。それは、「ネットサイトで十分な収入が得られるようになった時、紙は消えるのか?もしそうなら、それはいつか?」である。

 ガーディアンのラスブリジャー編集長はかねてから、「紙のガーディアンとウェブサイトのガーディアンと、どちらが『本体か』と聞かれたら、ウェブサイトのほうだ」と表明してきた。

 メディア業界の数字に詳しいピーター・ケーワン氏の分析によれば、「ガーディアン編集部の維持経費が年間1億ポンドと仮定すると(タイムズ、サンデー・タイムズと同様のレベル)、デジタル収入が年間10%伸びた場合、編集コストがカバーできるようになるのは2020年。15%なら2017年、20%なら2015年」。

 ラスブリジャー氏は5月、BBCラジオの番組の中で「10年後、ガーディアンが紙の印刷を行っているか」と聞かれ、「分からない」と答えている。同番組の中で、サンデー・タイムズのウィズロー氏は「どんなプラットフォームでもタイムズ、サンデー・タイムズのコンテンツを出してゆくので、形にはこだわらない」と述べた。

 有料電子版で成功するFTの役員が、同月、うっかりと「5年後には紙の印刷をしていない」と発言し、あわてて否定する顛末があった。その後、親会社ピアソンは「紙と電子版は互いに補完する存在」とする声明文を出している。

 ケーワン氏は、「デジタル収入のみで編集コストをまかなえる状態になっても、すぐには紙はなくならないだろう。しかし、少なくとも、ガーディアンは近い将来の紙の消滅を『自然死』として想定しているようだ」。

 ブルー・ディープ・インターナショナルのクロール氏によれば、電子版オンリーが普通になるような、デジタルが紙を凌駕する「大きな転換期」にまだいたっていない。「それにはまず、電子版出版物の価値を上げないとだめだ。例えば、新聞紙や雑誌、書籍を買ってもらったら電子版の閲読は無料とするのではなく、むしろ、電子版の購読をすれば、紙の印刷物がついてくるーとならなければ電子版の価値が上がらない」。

 印刷物が無料で、電子版のマーケティング・ツールになる時―それは意外と近いのかもしれない。
(「東洋経済」7月3日特大号掲載分に補足。)  
by polimediauk | 2010-06-30 18:31 | 新聞業界
(WikiLeaksウィキリークスに関する関心がとても高いようなので、自分へのメモのつもりでまとめてみました。情報源は英新聞、BBC,ウィキペディア英文です。もっと詳しく知っている方がいらっしゃると思うので、何か分かったらご一報ください。私が書くほかのサイトにも流しています。)

 内部告発のサイト「WikiLeaks(ウィキリークス)」が、新たに注目を集めだした。ウィキリークスが、今年4月、2007年の米軍のアパッチヘリコプターが、ロイターの2人の記者ら数人を銃撃して殺害する様子をとらえた映像を公開したが、この映像をウィキリークス側に渡したとされる米兵が拘束中となって、米当局が告発サイト自体にも何らかの行動を起こすのではないかと懸念されているためだ。  

 BBCの報道によると、言論の自由に関するセミナーに出席するためにブリュッセルにいたサイトの創始者ジュリアン・アサンジ氏は、22日、報道陣に対し、ウィキリークスがこの件で米政府に連絡を取ったものの、「米側からの返答はもらっていない」と述べた。また、拘束中の男性の解放に向けて、ウイキリークスの弁護士が連絡をとろうとしていることも明らかにした。アサンジ氏はこの米兵が映像を渡した人物かどうかに関しては明らかにしていない。

―イラク攻撃の動画とは?

  問題となった動画は2007年7月12日、米軍によるイラク市民に対する、3回の攻撃の記録だ。米軍がイラクの武装兵だと思って攻撃した中に、ロイター通信のジャーナリスト二人や市民らがいた。ジャーナリストを含め12人が亡くなったと推定されている(BBC)。

 米当局側は、当初、「9人の武装兵」とともに、二人のジャーナリストが亡くなったと発表していた。敵との「戦闘中に」起きた出来事であるのは「間違いない」(米軍広報官)と説明していた。

 一方のロイター側は、該当地に「武装兵がいたことを目撃した人がいない」、イラクの警察当局が攻撃は「米側の無差別爆撃だった」と報告していることから、次第に、ある疑念がわいてきた。つまり、状況は「戦闘中」ではなく、米側が自ら攻撃を開始し、しかも相手が武装していると見誤って市民らを攻撃していたのではないか、と。そこでロイターは、ジャーナリストの死に至る状況への調査を米国に要求するとともに、押収された、ジャーナリストたちが持っていたカメラの返還、ヘリコプターが記録した音声通信や映像などへのアクセスを求めた。
 情報公開法を使ってのロイターの要求を米国防省は拒否した。

 しかし、昨年、この映像がウイキリークスの手に渡っていた。

 今年年頭、ウィキリークスはサイト上で「米国の爆弾が市民を攻撃する」動画を解読するための支援を呼びかけた。1月8日付のツイッターのつぶやきで、2007年の事件の動画を持っており、3月21日公開すると宣言していた。

 4月5日、ウィキリークスの12人のボランティアがアイスランドのレイキャビクの隠れ家で、12日間働き続けて完成した短縮版(タイトルが「コーラテラル・マーダー」)とオリジナルの38-9分間のバージョンが公開された。動画の公開を米当局がとめられないよう、20のサーバーを使ったという。ウィキリークスは動画の情報源は「米軍の数多くの告発者たち」であると説明した。

 ロイターの取材に対し、ある米軍国防省高官が動画は本物であることを認めたという。

 動画はアラブの衛星放送アルジャジーラや米メディア(ワシントンポスト、ニューヨークタイムズ、CNN),英BBCなどで広く報道された上に、ユーチューブ上でも公開され、7000万回以上視聴された。

 5月になって新たな動きが出た。米軍諜報アナリストのブラッドレー・マニング兵(22歳)が問題の動画と26万点に上る外交機密情報をウィキリークスに流したと元ハッカーに話したことがきっかけとなって、米当局に逮捕されてしまったのである。6月24日現在、罪状は発表されていない。

―ウィキリークスとは

 ほぼ3年前からこの世に姿を現したウィキリークスは、世界中の政府が公にしたくない情報をサイトに掲載してきた。これまでにも、米共和党の副大統領候補だったセラ・パーリンのプライベートな電子メールの中身、キューバにある米グアンタナモ基地の刑務所の運営マニュアル、NATOの対アフガン作戦などを公開してきた。

 その活動は5人の編集者と800人の無給のボランティアが支えている。サイトを通じて、誰でもが無記名で情報をリークすることができる。これまでに120万以上の書類を掲載した。

 2月には資金不足で一旦活動が停止していたが、4月の米軍の攻撃動画が公表されると、新たに募金が相次いだ。
 
 今年3月半ばにはウィキリークスが「米軍への脅威となっている」とする米諜報機関の書類を公開したが、BBCが米政府筋に確認したところによれば、本物の文書だったそうである。

 ウィキリークスは 「サンシャイン・プレス」という組織が運営しており、「人権擁護運動家たち、調査ジャーナリストたち、技術者、一般の利用者」が実際の支援者たちだ。

 サイトはスウェーデンのインターネットサービスプロバイダーの
PeRiQuito(PRQ)が主としてホストになっている。PRQはファイルシェアリングのサイト、パイレート・ベイのホストであったことで知られている。

ーアサンジ氏のプロフィール

 ウィキリークスの創始者、ジュリアン・アサンジ(Julian Assange)氏とはどんな人物なのだろう?

 英文ウィキペディアと英紙、BBCの報道をまとめてみると、アサンジ(「アサーンジ」というのが原語に近いようである)氏は1971年、オーストラリア・クイーンズランド州に生まれ。誕生日が不明なので正確な年齢は分からないが、38歳か39歳。スカンジナビア系を思わせる真っ白な髪が印象的な男性である。

 職業はジャーナリスト、プログラマー、インターネットを使った活動家。

 両親は劇団を主宰しており、旅芸人の子供として、幼少の間は学校を幾度となく転校している。

 アサンジ氏の名が知られるようになったのは、「アンダーグラウンド:電子フロンティアのハッキング、狂気、オブセッションの物語」(仮題、1997年)の出版にリサーチャーとして関わってからだ。アサンジ氏は、この本に出てくる「メンダックス」という人物のモデルだったとされる。

 「ワイヤード」誌やサンデー・タイムズ紙によれば、10代の頃、ハッカー・グループの一員になり、メルボルンの自宅をオーストラリア連邦警察に捜索された経験もあるという。

 アサンジ氏はオーストラリアの大学や通信企業のコンピューターにハッキングし、ハッキング罪で有罪となり、罰金を科されたことがある。その後はプログラマーとして働き、ソフトウェアの開発に従事した。

 2006年まではメルボルン大学で物理と数学を学び、告発サイト、ウィキリークスを構想するようになった。

―常に旅行中

 アサンジ氏は決まった場所に住むのではなく、常に移動中の生活を送ることが多く、「空港に住んでいる」とあるメディアの取材に答えている。

 アサンジ氏はウィキリークスの9人のアドバイザーの中の一人だが、実際に集められた情報の信憑性を判断して、サイトに掲載する際の最後の判断を行う人物だ。2009年には、人権擁護団体アムネスティー・インターナショナルが選ぶメディア賞(ニューメディア)を受賞している。
 
 ウィキリークスの事情に詳しい作家ラフィ・カチャドリアン氏がサンデー・タイムズに語ったところによれば、アサンジ氏は心がいつも他のどこかにあるような感じの人物だという。「航空券の予約を忘れたり、予約したと思えばお金を払っていなかったり、当日空港に行くのを忘れたりする」。

 募金で成り立つウィキリークスに対し、当局に訴えられたときのため、AP通信、LAタイムズなどの米メディア企業が無料の弁護士支援を行っているという。

ウィキリークス(英語)
http://wikileaks.org/
ウィキリークスの日本語説明(一部のみ)http://www.wikileaks.org/wiki/Wikileaks/ja
アサンジ氏が話す様子が分かる動画つきのBBCのサイト
http://news.bbc.co.uk/1/hi/technology/10373176.stm
 
by polimediauk | 2010-06-25 07:57 | ウィキリークス

 みなさん、「ブクログのパブー」:みんなで本を作ろうというサービスをご存知だろうか?


http://p.booklog.jp/


 会員になると(登録無料)、コンテンツさえ作れば、これを無料で電子書籍化してくれて、販売の道も作ってくれるサービスである。

 日本はなんと話が早いのだろう!驚いてしまう。つまり、米国ではアマゾンがやっているという話は聞いていたが、日本でもアイパッドの話あたりから、一斉に動き出した感じがする。どこもかしこも、電子書籍の話で持ちきりである。

 いとも簡単に本(電子書籍)ができてしまう。これはブームになるだろうか?例えばブログとかツイッターみたいに?今のところ、このサービスでできた本の値段は結構安いが、こんな価格でいいのかしら?という感じ。

 無料で出している人も結構いる。例えば(例の)佐々木さんは原稿(ただし文書としては初出)を無料で出している。こういう形で①知的情報が集まってくる効果と、②誰でも本にできてしまうと、その中でもランキングがついてゆくのでしょうね。ブログやツイッターでも人気者がいるように。読者が少なくても、例え仲間内だけで売れてゆくとしても、買った人が勝ちある情報だと思えばいいのだろう。なんだか面白そうである。

                  ****

c0016826_3293255.jpg お知らせです。月曜発売の週刊「東洋経済」で、メディア特集をやっているそうです。中に、私も英国の様子(タイムズ対ガーディアン、及びエコノミスト)を書いています。もしよかったら、どこかでご覧ください。書ききれなかった部分を後日、ご報告させてください。
by polimediauk | 2010-06-25 03:19 | 日本関連
 内部告発サイトの「WikiLeaks(ウィキリークス)」を作った人物が、一時姿を消していたのだが、やっとまた現れたというニュースが流れている。何故姿を消したり、現れたりがニュースになるのかは、その前段として、(知っている方は多いとは思うが)以下のAFPにも出ている。

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2734104/5853596


 WikiLeaksは4月、バグダッド市内で米軍のアパッチヘリコプターが、ロイターの2人の記者ら数人を銃撃して殺害する様子をとらえた映像を公開していた。ユーチューブでも流れていたので、見た方は多いかもしれない。

 AFPの記事(6月8日付け)によれば、この件で、ブラッドレー・マニング(Bradley Manning)特技兵(22)がイラクで逮捕され、現在、クウェートで拘束されている。
 
マニング特技兵は「機密映像や26万点にもおよぶ秘密外交文書」をWikiLeaks側に渡した疑い。

 ガーディアンの記事によると、
 
http://www.guardian.co.uk/media/2010/jun/21/wikileaks-founder-julian-assange-breaks-cover

 このサイトを立ち上げたのは、オーストラリア人のハッカーでジュリアン・アサンジ氏。同氏はマニング氏が拘束された直後あたりから、人前には姿を見せない状態が続いていたが、ブリュッセルでガーディアンの取材に応じた。アサンジ氏は欧州議会の情報公開に関するセミナーに出席するためにブリュッセルにいたようだ。

 同氏は米国防省が同氏の拘束に動くと見ているわけではないようだが、弁護士が「米国には行くな」と言っているという。

 米サイト「デイリービースト」によれば、米当局が懸念しているのは、米軍に関わる機密情報がさらに公開されてしまうのではということだそうだ。

 アサンジ氏は「命が危ないとは思っていない」。クウェートにいるマニング氏に連絡を取ろうとしたが、まだ取れていない段階だという。ウィキリークスは一連の米軍に関する情報の情報源がマニング氏だとは言っていないが(内部告発のサイトで、情報源は出さないのが基本)、「情報源だという疑惑がかけられている」ので、マニング氏を「自由の身にするべきだ」とガーディアンに語っている。

 バグダッド市内での米軍のアパッチヘリコプターの動画の作成にはアサンジ氏とともにアイスランドの政治家(Birgitta Jonsdottirさん)が関わっていた。「毎日、18時間は働いた」とはJonsdottirさん。

 ウィキリークスはアフガニスタンで起きた、米軍の攻撃で、140人ほどの市民が亡くなった情景を撮った動画を近く公開予定だという。米側は亡くなった人は95人で、そのうち65人は武装兵だったと説明していた。

 米当局は、今後、いったいどんな手を取るだろう(取り得るだろう)?「報道の自由」「内部告発者の擁護」といった面からは思い切った手を出しにくいだろうが、自国の兵隊なら「機密情報の漏洩」ということで、何らかの処罰を加えることができるのだろうか?

 ガーディアンには「ウイキリークスって何?」という記事がある。インターネット界の「ロビンフッド」ではないか、と・・・・。

http://www.guardian.co.uk/media/2010/apr/06/pass-notes-wikileaks

 ウイキリークスのサイト
http://www.wikileaks.org/


by polimediauk | 2010-06-23 03:02 | ウィキリークス
 毎週送られてくる、佐々木俊尚さんの有料メルマガ「ネット未来地図レポート」。本日付の文章の中に、ジャーナリストの定義があった。

レポートの内容は全文でなければコピー・引用可とのことであるので、引用させていただく。(ご関心のある方はこのウェブサイトをご参照。http://www.pressa.jp/)

(引用)

 日本ではなぜかジャーナリストという言葉がひとり歩きして、「命を省みずに正義を実現する人」「権力に歯向かう人」「ヘリに乗って国際紛争の舞台を飛び回る人」というようなイメージになってしまっています。……まあ最後のは冗談ですが、落合信彦氏が出演したアサヒビールのテレビCMのせいで、一時そういうジャーナリスト像が流布していたことがあったのも事実です。私もフリーランスになったばかりのころ、名刺交換した初対面の人に「ジャーナリストなんですか! やっぱりイラクとかの戦地に行かれるんですか?」と聞かれたことがあります。まあ一般的にはそういうイメージなのです。

 だからなぜか日本では、ジャーナリストに過度の期待が生じ、異様なほどの道徳的規範と高邁な理想を求められたりします。これは前にも本メールマガジンで書きましたが、私はしょっちゅういろんな人から批判されていて、良くある非難文句のひとつに「自称ジャーナリストの佐々木某」というような言い方があります(笑)。これは「ジャーナリストほどの高尚な仕事もしてないくせに、勝手にジャーナリストを名乗りやがって」という気持ちが込められているわけで、それはすなわちジャーナリストへの過度な期待感の裏返しでもあるわけです。

さらには新聞記者や雑誌記者、あるいは古いタイプのフリージャーナリストの側も、そうした 正義の味方的イメージを意図的にふくらませてきたということもあります。幻想としての正義の味方的ジャーナリズムを提示することで、自分たちの価値を過剰に高めて見せようという広告的意図があったように思われます。

 私の先輩記者で団塊の世代に属するある人は、「ジャーナリズムってのは志なんだよ!」と良く言ってました。これなど無意識のうちに自分を正義の味方に仮託し、情緒的に気持ちを高揚させているケースでしょうね。

 しかしながら本来英語圏で使われてきたジャーナリストという言葉は、そのような「正義の味方」ではありません。メディアを使い、情報を伝達する人のことを指しているだけなのです。

(引用終わり)

 読んでいて、溜飲が下がる思いだった。長く付け加えることはないが、英国に住んでいると、「journalist」は本当に以上のような意味(メディアを使い、情報を伝達する人)である。日記のことを「ジャーナル」と呼ぶが、日々のあれこれを自分なりの解釈で伝える人なのである。ものすごく範囲が広く、気負いが少ない。(ただし、大手新聞などに勤めるプロのジャーナリストに対し、国民の多くはあまりよい感情を抱いていないので、自分がジャーナリストだと宣言するのも時と場合を考慮したほうがよいかもしれない。)

 ジャーナリストの定義から話がやや飛ぶが、私が佐々木さんのことを知ったのは、CNETのブログ。結構コメント欄には否定的なことも書かれていたのだが、CNETのブログ以外でも、いつも「半歩(あるいは一歩)先を行く、洞察力」が楽しみで読んできた。今は「電子書籍の衝撃」の本がベストセラーと聞く。

 私が初めて携帯にダウンロードした書籍が「電子書籍の衝撃」だった。今では他の数冊の本も読了し、大変遅まきながら、グーグルリーダーやevernoteを使うようになった。仕事の上でも非常に学ぶことが多かった。

 今日の取材で使ったテープレコーダー(ソニー)。取材相手に驚かれるほど、古い代物となった(買ったのは2-3年間なのだが、見た目が古い)。そろそろ、ICレコーダーにしたほうが良さそうである・・・・(佐々木さんはアイフォーンで録音することを勧めているが。)

****

補足:ジャーナリストの定義でひとつ付け加えると、といっても「定義」からははずれるのだけれど、いわゆる、「肩書きから外れた生き方」、例えば、「xxさんの奥さん」(古い?)、「xxさんのお母さん」とか、「松下に勤めているだんなさん」とか、そういう定義にとらわれない生き方がしやすいのが英国かもしれない。大雑把な言い方ですが。例えば私だったら、「ぎんこ」は「ぎんこ」として生きる、と。「xx」という属性があるからじゃなくて。この点が、呼吸しやすい感じがする。

by polimediauk | 2010-06-21 22:50 | 新聞業界
 しばらく間があいてしまったけれど、伝統メディア(新聞、テレビ、書籍)の将来はいかに?というテーマで取材をしていたら、本当にこの業界は動きが激しいものだ。1つ新しい動きが出たなと思って、原稿を書き上げると、地図が塗り変わる動きがまた1つ出てしまう。

 「ペイドコンテンツ」の報道(17日付)によれば、グーグルが有料のニュースサービスを年内に実現できる見込みだという。

http://paidcontent.org/article/419-google-reportedly-launching-a-paid-content-system-for-italian-publisher/

 イタリア紙「La Repubbilca」が元のネタになるのだけれど、グーグルが名づけるところの「ニューズパス」(Newspass)に参加したいニュース企業を募っているところだという。

 このプロジェクトは(グーグル側は「現時点で発表できることはない」)、昨年秋、グーグルが全米新聞協会に提案したものに似ているようだ。その時の売りは、ニュース業界が1つの電子コマースのサイトとして利用できることと、有料サイトだが検索に引っかかるようになっていること。

 ひとつのサインイン(ログイン)だけでいろいろなニュースが読める利点がある上に、ニュース企業側は購読料タイプか、1つの記事毎に販売するマイクロペイメント型かを選べるようになっている。

 グーグルは過去に、イタリアのニュース企業とひと悶着あったという。グーグルニュースに記事を無料であげているのに、オンラインからニュース企業側が十分に収入を得ていない、また検索エンジンの仕組みが不透明であるなど。

 いつになるかは不明だが、もしこれが実行されれば、7月から予定されているタイムズとサンデー・タイムズのサイト全面有料化と合わせると、「オンラインの大手新聞などのニュース記事は有料で」という動きが加速化される可能性もある。
by polimediauk | 2010-06-21 22:21 | ネット業界
 タイムズ、サンデータイムズのウェブサイトの有料化(6月一杯は閲読無料)で、疑問になるのは、どの「有料の壁」を作ったネットサービスも抱えるであろう点になるが、「内容をネット上にコピーして、無料で見れるようにしたら、どうなるか」?

 まさかコピーできないようになっているわけではないだろう。ただ、この点について心配している人は今のところ、少ないようだ。

 むしろ、もっと「?」となるのは、新聞社のウェブサイトは常に競争をしているので、たとえば著名人とのチャットなど、有料タイムズが売り物にしているサービスや、すっきりしたウェブサイトのデザインを、ほかの新聞社も真似るということはあるだろうと思う。有料でないと展開できないサービスというのは、一般ニュースではなかなかむずかしいといわれているが、他紙のサイトが同様の「特別な」コンテンツを出していく可能性はあると思う。お互いに質の面で「ここまではできる」という標準を互いにあげてゆく・・・という、切磋琢磨状態になるのかどうか?

 iPadとウェブサイトの料金面の不合理を指摘しているのは、ガーディアン系のペイドコンテンツというサイトである。何でも、タイムズが1日で1ポンド、1週間で2ポンドというウェブサイト閲読料金を課している一方で、アイパッドでは、これとは別に28日間で9・9ポンド(約1400円)という料金で読めるようにしている。ウェブサイトですでにお金を払っていても、アイパッドで見るにはこの料金を払わないといけないー逆に、アイパッドですでにこれを払っていても、サイトで見たいなら、別料金を払わないといけないのである。

http://paidcontent.co.uk/article/419-on-ruperts-ipad-times-sky-tv-show-different-charging-approaches/

 タイムズ側の理由付けとしては、「サイトとアイパッドでのタイムズは別物である」ということ。

 アイフォーンと比べて、画面が大きいアイパッドでは、通常のウェブサイトはぐっと見えやすく、アイパッドで読むからといって新聞社がどんどん(高額の)閲読料を課金しだすと、使い手・読み手にとってはしんどいことになろう。

 ちなみに、フィナンシャルタイムズはアイパッド用アプリを2ヶ月間は無料で提供しているーといっても、ウェブサイトで登録して、無料で読める本数が限定される、という設定はそのままである。

 アイパッド以外のタブレットがどんどん人気になって広く普及した時(少なくともアイフォーンぐらいは)、有料の壁は低くなるだろうか?逆に、有料化一本やりになるのか?なんだか分かれ道になりそうだ。
by polimediauk | 2010-06-03 15:28 | 新聞業界

 タイムズとサンデー・タイムズの有料閲読ウェブサイトのサービスが、1日から始まった。

http://www.thetimes.co.uk/tto/news/

 有料・・・といっても、6月末まではお試し版ということで、閲読は無料である。

 FAQのリストがあって、「こんな場合にはどうするか?」の質問に答えがついている。

http://www.timesplus.co.uk/welcome/tp_faq_pg.htm

 読めば読むほど、「実によく考えられているなあ」と感心してしまうーもちろん、社運をかけてやっているのだし、本当に「よーく」考えた結果なので、当たり前だろうけど。

いくつか気づいた点。

①今のところ、無料で読めるが、とにかくも名前の登録を勧められる。有料の支払いのためのカードの登録とかはせずに、「とにかく登録のみ」でよい、と。だから、「2-3分しか時間はかかりません」とある。
②紙媒体の定期購読(月曜から土曜のタイムズと、日曜日のサンデータイムズ)をしている人は、ずーっと無料である。
③「タイムズプラス」という読者向けディスカウントサービス(イベントなどに安い料金で参加できる)やほかのタイムズが提供するサービスを利用している人などは、来年の春ぐらいまで、無料で読めるー有料閲読にするのかどうかを後で決められる。
④料金は、一日だと1ポンド=約130円で(紙媒体の値段と同じである)、1週間だと2ポンド=260円である。「1週間で2ポンドっていうのは、安すぎないか?」と聞かれて、「適正価格だと思う」と答えている・・。
⑤「電子版だけになって、紙はいらないと思っているんじゃないか?」と聞かれ、これも否定している。
⑥検索とか、RSSにしている人は、引っかからなくなるようだ。でも、しばらく使ってみて、それから「登録すれば、引っかかるよ」と。
⑦実際の画面を見てみると、当日の紙の新聞のレイアウトがそのまま読める、つまり、電子ペーパー状態のものも読める。
⑧ウェブサイトの各紙面は、ホワイト面が多くて、きれいな感じ。

アート面
http://www.thetimes.co.uk/tto/arts/
ライフ面
http://www.thetimes.co.uk/tto/life/
オピニオン面
http://www.thetimes.co.uk/tto/opinion/
いわゆる1面に相当する最初のページがこんな風に
http://www.thetimes.co.uk/tto/news/

⑨有料サイトの「売り」は、コンテンツの深みということらしい。つまり、ビデオが増えたり、著名人やコラムニストとのチャットがあったり、と。
⑩白地+ダークブルーとカラフルさ=どことなく、ガーディアンのウェブサイトに似ている感じもするけれど。

 この有料サイトがどれだけ人気になるのかは、もちろん予想がつかない。ただ、見た感じだけで判断すると、「長く読んでいたい」思いがした。思わずいろいろ読みふけりそうな・・・。通常の新聞社のウェブサイトには長くいたことはほとんどないのだがー。それと、非購読者にとっては、「わざわざ買いに行かなくもよい」のがスゴーク楽である。どの新聞もサイトの閲読を有料にしてしまったら、読者としては困るのだが(いっぺんに払えない)、「1つぐらい有料でもいいかな」「1週間で2ポンドって、安いしな」と。そんな感触である、今のところ。好奇心もある-いったいどんなサービスになるのかな、と。内容がつまらなかったら買わないだろうし。

 今まで無料であったのが有料になるとき、たとえばアイチューンみたいに、「無料もあるけど、そんなに高くない有料もあるよ」というのであれば、受け入れやすい。タイムズは紙で買うと一部1ポンド(平日は)なので、一部買いと同じ料金であるところが「ニクイ」感じがする。さて、どこまで読者を得られるだろう?(注:上のサイトは、いったん登録してから見たものもあったので、もし飛べないものがあったら、とりあえずお許し願いたい。)




by polimediauk | 2010-06-02 07:48 | 新聞業界