小林恭子の英国メディア・ウオッチ ukmedia.exblog.jp

英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 


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 昨日の夕方、無事、英国に戻りました。

 なぜか飛行機がとても空いていて(クルーが15人、乗客が187人と言っていましたが、不景気なのか、それともヒースロー空港でストがあるということで大きなキャンセルがあったのかは不明)、非常によく面倒をみてもらって、あっという間に時間が過ぎました。

 飛行機の中で仕事をするのは、もう体力・年齢から自分では無理になって久しいのですが、今回は何冊かの本を読むことができ、楽しい時間でした。〔ちなみに、読んだのは「大人の流儀」伊集院静著、講談社、「決闘:ネット『光の道』革命」孫正義VS佐々木俊尚、文春新書、「南沙織がいたころ」永井良和著、朝日新書、途中が「ジャーナリズムの陥し穴」田原総一郎著、ちくま新書。)

 帰国中はほぼ東京をベースにして、いろいろな方に会いましたが、家族と一緒にいる時間も今回は重視して、お会いしたい方全てに会うことができませんでした。お声をかけていただきながら、失礼をするようなことになり、大変、申し訳ありません。

 お会いできた方たちや様々なレベルで助けてくださった方、本当にどうもありがとうございました。ご好意にジーンと来て、感涙もたびたびでした。

 ヒースロー空港には家族が車で迎えに来ていたのでまともに外に出ておらず〔途中パブによりましたが)、どれほど寒いのかはまだ分かりませんが、午後4時ぐらいの時点で「7度」というのを聞きました。

 今朝は早く起きてしまったので、新聞やほかの定期刊行物の整理や手紙などを見たり、仕事の準備をしたりの一日になりそうです。

 日本にいて、あれ?と思ったことはいろいろありましたが、「もっとこうしたほうが、楽しくなれるのではないか」、「不便だなあ」と思ったことも結構ありました。

 たとえば、具体的な例を1つだけあげると、無線WI-FIネットワークは日本でもずいぶん進んだようですがーーもしかしたら、私が使い方を間違っているのかもしれませんがーーいざ公的空間にいて、使おうとすると、まずどこかに契約していないと使えないようでした。〔間違っていたら、教えてください。)ソフトバンク、あるいはほかのサービスに、事前に契約をしていないとー。欧州(や複数の地域の国)だと、その場で、1時間とか、1日とかのWI-FIの契約が、PCの画面上でできます。ですので、WI-FIの機器を持っていれば、ふらっとサービスが使えます。(もしかして、マクドナルドやスターバックスでは、どこにも事前契約しなくても、使えたのかもしれませんー確認していないのですが。)

 携帯電話(スマートフォーン)も同様の経験をしました。つまり、いわゆる、プリペイドの携帯がないようですので、海外からふらっとやってきて、携帯(スマホも)を気軽には使いにくいですーーSIMロックがフリーになったのというので、喜び勇んで量販店に行きましたが、これはあくまで「NTTドコモの電話を、日本人が海外で使う」ということが前提になっていると聞きました。

 いろいろ裏技とかはありそうですから(そして、海外で買ったスマホでも、国際電話・国際データ通信になることをいとわなければ、使えますので)、それほどたいしたことじゃないともいえるかもしれませんが、実はこんな「たいしたことではないこと」でも、不便なことが結構あって、つまるところ、「外に開かれていない」(日本に定住している人を前提にサービスが成り立ち、外からやってくる人や、日本人が日本を出たり入ったりして、動き回る場合を想定してない)という結論がおぼろげながら出てきたりします。なんだか紋切り型で恐縮ですが。

 そんなこんなで、いろいろ考えると、「もっと自由に、もっと選択肢を多く、もっと幸せに」生きられるはずなのに、そうなっていない感じがしました。そんな印象を勝手に持ちました。いま、日本国民が幸せでないという意味ではなく、「もっとxxxなはずなのになあ」という思いです。

 翻って、英国の人は幸せなのか?というと、これもまた???なのですが。

 とりあえずは、遊びとも仕事ともつかないことですが、またまた英国で新聞を読めたり、テレビを見たり〔テレビが大好きです)、ネットで情報収集ができるなあ・・・と少しうれしい気分です。

 
by polimediauk | 2011-12-03 15:59